店舗偵察レポート

サイトマップトップ > 店舗偵察レポート > 恐るべし新津市の激戦
2001.4.29更新

恐るべし新津市(にいつ)の激戦
==原信最大のショッピングセンター[原信新津ショッピングセンター]


写真・新津市程島 原信新津ショッピングセンター
■新津市は鉄道の街・都市化が進む街■
今回は新潟市の南、新津市へお邪魔しました。人口約6万5千人。新津駅を中心とし鉄道事業で栄えた街です。石油の里としても知られています。現在では、新潟市のベットタウンとして発展。国道403号線バイパスの整備も進んでいます。

駅を中心とした商店街もあります。しかし、国道端の大型店出店や、新潟市に近い北部地域では、新たな商業ゾーンが登場。さらに、車で20分程の亀田町には、昨年オープンアピタ新潟亀田店や、多くの大型店があり、また新潟市に近い立地で、苦戦している模様です。

また新津駅西側と地図の「ひらせいHC」の間にニュータウンが出来、国道460号バイパスも着々と工事が進み、某スーパーも出店予定。益々、国道403号線沿いに激化しそうな感じです。

取りあえず、下のスーパー5店舗へ訪問。それ以外にも、駅周辺には地元でおなじみの?「にいつフードセンター」店舗が幾つかあります。北部にも数店ありますが、今回は以下の店舗を。

新津市(にいつ)中心部の地図
そうそう、地図で書いた「ひらせいホームセンター」は、新潟県内に展開するお店で、発祥は新潟市内野町だそうです。現在では、フランチャイズで「TUTAYA」を経営。ディスカウント方式?の「食良品館」生鮮以外の品揃えをしているのです。最近のひらせいの出店傾向は、一敷地内にホームセンターを主体として、別棟で「食良品館」「TUTAYA」雑誌や雑貨を中心にした「ひらせい遊館」、また最近では展開していなかった生鮮の強化として、新潟市の「八百和」と手を組み(?)別棟「生鮮館」を建て、そのテナントとして展開、また灯油販売や、価格宣言など色々な取り組みに挑戦。

大手スーパー、大手ホームセンターなどが出店しない田舎の国道端や幹線端に出店するので「田舎のオアシス」的存在。また、既存店舗にも新業態を追加していくので、地元のお客にも喜ばれております。また、コメリやムサシのようにポイントカードは一切発行していないので、価格的には結構安いのです。・・その代わり、大きな資材館や園芸センターのような店舗はありませんが、まあ地元密着型。とでも言うんでしょうね。

最近では、スーパーの商圏にもどんどん出店していますので、価格的に怖い存在であるのではないかと思います。「生鮮館」に関しては、品揃え程度の店舗ですが、「食良品館」のドライ関係は格安の為、競争になり易いのも事実だそうです。

・・・あらら、スーパーのページで「ひらせい」を紹介してしまいました。(^^ゞ・・まあ、車社会の新潟ならではのスタイルですね。・・写真が無くてゴメンナサイ。もし、興味があるようでしたら写真など撮ってきますよ。(^^ゞ

原信新津店


写真・新津市程島 原信新津店
営業時間・10時開店〜22時閉店
新津市最大のSC。また原信においても、初の自社の大型SC。国道403号線、市役所等の市施設エリアに隣接した立地。店舗東部は住宅地があるものの、西と南は一面水田地帯です。トップの(下手な)パノラマ写真でもわかるように、全て別棟。外の通路だけ繋がっている状態です。雨風はしのげるはずです。(^^;

テナントはパノラマ写真右から「アメリカ屋」「靴のベル」「ドラッグトップス」メインの「原信」「電気の真電」本、CDの「ヒィーズ」ゲーム「コング!」敷地内には「栄助寿司」があります。クリーニング店もあります。あと、パノラマ写真を撮った後ろ側に「セルフスタンドBP」があります。なんと原信レシートで1L/3円値引きするそうです。(詳細は店舗で表示)

店舗は障害者の方にも気持ちよく買い物できるような設計。健全者でも駐車場は安心して通行可能です。なんと言っても、この駐車場の揺ったり感。スーパーの駐車場って、車ですれ違うのが怖い事が毎日の様にありますが(笑)ここは、とても安心できます。ただ、店舗前の通行が多いので、横断に気をつけなければなりませんが・・。(^^;

店内を入って正面に、なんと行楽に必要なアイテムがコーナーにずらりと品揃え。POPもバッチリ付いていて見やすいです。行楽に行くお客が「あ!!あれ買い忘れた!!」と、立ち寄ってわざわざ売り場を探し回らなくても、手に取って直ぐレジへ行ける。・・店内各コーナにも、行楽食材や必須アイテムが随所に品揃え。「うーん、素人には作れん売り場やね。」(笑)

入り口、ベーカリーコーナーは自社インストアとメーカー共に品揃え、ジャムやバターなども関連して品揃えしています。青果コーナーは、原信らしくクールな品揃え。・・もっとインパクトがある売り場でもいい気もするが。。(^_^;)全店的にそうなんですが、生鮮に関してはあまりインパクトを与えない売り場作りをしている・・・・と思いますが。でも、必要な物は品揃えしてあり、価格も鮮度も納得のいく物だと思います。一見整然とした感じもしますけど・・。鮮魚、精肉、御寿司、惣菜。それぞれ、必ず行楽アイテムがお買い得となっており、とても嬉しく思いました。(まさに国道端)リカーコーナーは、一般レジと一緒です。レジは11台(店内表示は9台)、お客さんで結構賑わっていました。トイレも広々スペースで、点字表示もあったりします。新潟の、この手の店舗って山間部に近いと、若い家族連れも見かけるんですけど、こちらは比較的少なめです。やっぱり、新潟市内へ買い物に行ってしまうんでしょうかね。。(ゴールデンウイーク初日だから、遠出したんじゃないか?)

タウン403


写真・新津市程島 タウン403
営業時間・各店
そうそう!!ここは別にスーパーではないのです。原信SCと国道403号に挟まれた、タウン403です。原信丸見え?ほとんど、原信SCと地続きって感じで、一体化しておりますが・・・一部建物が、原信SCに背を向けて配置してありますので・・多分、ライバル意識はあるのかしら?・・・何となくそんな気もするのであります。

店舗はHC「マックス」ファッション市場「サンキ」「靴のイザワ」リサイクルショップ「ハードオフ・ブックオフ・オフハウス」「本の英進堂」リカー「セルフ片山」全て別棟で展開。(英進堂とイザワは同一建物)まあ、原信SCとダブっているのはリカーと本でしょうか。相乗効果か?サンキとアメリカ屋では、客層が違うので競合には・・・なるのか???(謎)

コメリ・新津SCパルス


写真・新津市新津 新津SCパルス
営業時間・9時30分開店〜20時閉店
うーん。逆光で暗い写真になりまして。。どうもスミマセン。(^^ゞ原信SCが出来る前は、もうここが王道でございましたが・・。現在でも、結構賑わっております。コメリのSCパルスです。北長岡のコメリSCパルス同様、一昔前のスタイルです。ワンフロア-に、コメリ、にいつフードセンター、その他テナント等。敷地内には、ケンタッキーとコメリリフォーム等があります。入り口を中心に、左がコメリ、右がにいつフードセンターとテナントです。原信SCがオープンしてから、テナントが若干抜けましたね。でも、コメリがだいぶ売り場を広げてきているので、目立ちませんが(笑)昔は、コメリの売り場って物凄く狭かった気がするんですけど。(^^;

・・まあ、三条のパルスSCも、以前は多くのテナントがありましたが、今ではフロアのほとんどがコメリ売り場になってますが。・・ある意味、売り場強化になるのかな・・。おおっと!またまた、ホームセンターネタになってしまったワイ!(^^;

■で、地元・新津市の「にいつフードセンター・パルス店」価格こそそこそこですが、ボリュームと威勢は結構良いのです。青果のボリュームは、原信より良いのかも(売り場が広くないから、そう見えるだけかもしれませんが・・)結構お買い得。お惣菜コーナーは、全てパックしてあります。なんか、上手く棚を生かしてなくて乱雑に置かれている気もしましたが。鮮魚は品揃えは多いものの、若干鮮度的に頑張って欲しい気もします。精肉は商品作りが物凄く丁寧で驚きます。その他、ドライ、日配関係は山積み有りの、ダンボール山積み有りの、突き出し有りの、手書きPOP有りの・・様々。売り場各所が、迷路のようになっていたり、すれ違うのがヤットだったり、思わぬ所に出てしまったりと、案外楽しい。(笑)

・・最近、結構こういう地場のスーパーが元気があるんですよね。やっぱり、均一化された売り場って発見が少ないですから。日々の刺激を求めて買い物に行く・・。実際、わたしがそうですから。「なんか面白い発見があるお店」好きです。・・しかし、このパルスSC。バイパスから直接は入れない為、少々難儀。手前の信号機から迂回しないとは入れない。(汗)

長崎屋新津店


写真・新津市本町4丁目 長崎屋新津店
営業時間・10時開店〜20時閉店
新津市の中心部。商店街から少し外れた住宅地に接する立地です。土手と国道に挟まれ、変形した敷地なので駐車するのも難儀です。(^^;でも、比較的元気な長崎屋。・・しかし、郊外店には苦戦気味らしい。

土曜日は「サンカード」5%引きだそうです。1階食品は、地元の「にいつフードセンター・長崎屋店」が入店。婦人服中心、ファーストフードのお店と銘店あります。2階は、紳士服、寝具、下着、ブック、ベビー用品、日用雑貨等。一角はレストラン街となっています。品揃えと陳列はシッカリしていますが、イマイチ染み目な売り場。特に、紳士と寝具エリアはまったくお客が居ない状況でした。

1階の特設コーナに「欲しい物を安く」として、ワゴン等で婦人物の洋服や、下着類を売っていましたが、客はゼロ。・・「流行遅れの安物ばかりで、これじゃ欲しい物なんて見当たらないだろ・・。」って感じでした。まあ、あの地域はその手の染み目な服が売れるのか判りませんけど・・結構お客のいる割に客がゼロと言うことは・・・・??

「にいつフード」は、パルス店同様な展開。しかし売り場は狭いです。日用雑貨等は、2階の長崎屋に任せてあります。「にいつフード」は、結構お客さんもいて盛り上がっていました。ムードメーカーとでも言いましょうか。(^^)

・・長崎屋の悪口を言うつもりは無いんですけど、価格的、商品的には安定していて良いと思うんですが、この店に関しては衣料売り場全体的に、染み目な感じを受けました。「じゃあ、派手ならいいのか?teruさんよ!」と言われそうですが・・お客の要求する物が、イマイチ揃っていない。「無い物は無いが、欲しい物が何も無い」見ている限り、お客さんが全く居ないわけではなく、居る所には沢山いて、居ない所には居ない。集客にムラが有る・・。・・素人teruの勝手な考えですのでお許し下さいませ。m(__)m

チャレンジャープラザ店


写真・新津市本町4丁目 チャレンジャープラザ店
営業時間・10時開店〜20時閉店
元を辿れば、地元新津の「旧・スーパーやませ」の店舗でありました。当時ダイエーグループに属していましたが、その後セイフーに吸収。後、地元新潟のディスカウントスーパー「チャレンジャー」売却されました。一般スーパーから、ディスカウント店へと変貌した一店舗です。

以前の整然とした売り場は無く、レイアウトも迷路のようです。ダンボール山積みや、突き出しなどディスカウント店そのものです。でも、鮮度とボリューム、価格的には結構見ごたえがあります。ディスカウント形式で、乱雑な売り場ではありますが発見があるお店。セイフー時代から比べると、接客、サービス面では全く劣りますが、「買ってください!」と売り場が語りかけているのが印象的でした。酒有り。

チャレンジャー田家(たい)店


写真・新津市田家2丁目 チャレンジャー田家店
営業時間・10時開店〜19時閉店
プラザ店と同様、過去の経緯を辿ります。お酒コーナーは充実。
まさにディスカウントスーパーですが、ボリュームがあります。鮮魚の盛り上がりと、精肉コーナーのジャンボパックは健在です。(汗)ただ、お惣菜が平台にカバーも無しにそのまま売っていたので「ホコリとか衛生面ちょっと心配だな・・」と思いました。

一般スーパーの売り方と違って、ディスカウント店の売り方って面白い。一般スーパーだと、店のイメージから色々な制限を受けてしましますから率直に売り場に繁栄しないんですけど、この手の店舗は素直です。売りたい物、買って欲しい物が明確になっていますから。・・ただ、接客面、サービス面はやはり比べられませんですけど・・。^^;

・・もう数店、載せたいお店もあるんですけど、主だったスーパーはこんな感じです。市北部にもスーパーはあります。今回は、新津市中心部と言うことで偵察させて頂きました。・・新津市のスーパーのみなさま。感謝致します。m(__)m

まあ、スーパー自体で見てみると原信、にいつフードセンター、チャレンジャーでは全然スタイルが違うんですよね。パルスと原信SCの場合は、利便性で原信SCが優位だと思いますけど、パルスは古くからの馴染みがある店舗、また、コメリの品揃えは原信SCでは無いので、食品を兼ねて買い物する時はパルスへ出向くものと思われます。ホームセンターだけなら、北部の「ひらせい」や南町の「ムサシ」へ行くのでしょうし。

チャレンジャーは、近所のスーパーと言うことで、重宝がられるのではないかなと・・思います。(一風変わった)・・長崎屋は、中間地点に立たされて難しい時だと思いますが。頑張って頂きたい。売りたい物を明確にするとかして。これから先、まだまだ新規出店するスーパーが出てくる事でしょうから、今のうちに足腰をシッカリ建て直しておきましょう。(今からでは遅すぎるか?)

以上、勝手に分析してみました。「teruさん!全然違うよ!!ナニ見てきたんだ!」と怒られそうですが、大目に見てあげて下さい。もし、現状に漏れがありましたら連絡下さいませ。(^^ゞ訂正致します。

広告