店舗偵察レポート

サイトマップトップ > 店舗偵察レポート > 富山偵察記その1 高岡市・イオン高岡SC巡り
2002.10.5更新

〜富山偵察記その1・高岡市版 イオン高岡SCを見てみたい!!・高岡市の郊外店〜


富山県高岡市(たかおか)中心部の地図
「teruさん、10月19日に高岡にジャスコがオープンするんだってよ。」
・・ふ〜ん、ジャスコもいい加減見飽きちゃったんだよねぇ。放っておくか。
・・と、思っていたら、かなり規模も大きく、各方面で話題になっている。
・・しかも、隣の県じゃないですか。流通ネット界の大御所?に名を連ねる

「らくだのこぶ管理人」としては(自分で大御所と言っている馬○者) 、やはり見ておかねば、話題に取り残される。と思い、偵察を決意しました。せっかく偵察するのであれば、今まで断片的にしか見ていなかった富山県。ある程度、的を絞って見ておく必要もあるのかなと思いました。

今回のコンセプトとしては。
■富山県、高岡・富山両市を取り巻く大型店を見ておきたい。
■ユニー店舗を見た事が無く、アピタ店舗も新潟亀田と、千葉県の新店
 しか見た事が無かったので、もう少し北陸方面の店舗も見ておきたい。
■平和堂と、バローのお店を見ておきたい。(いずれも開店二年程)
■「みった」のPLANTを見ておきたい。(一度も拝見した事が無かった為。)


と言う感じでございました。 もちろん、地元スーパーなどもリストアップして、実際地図に書き出してマークしてみたのです。しかしながら、現状を把握するために見ておかなければならない大型店が多く、と言うより自身があまりにも偵察していなかった店舗が多過ぎました。と言う事で、県内でも人口の多い、富山市と高岡市を中心に見る事に決定。その大型店近辺の、東海地方でもメジャーな、バロー等の新店部類と合わせて、北陸でメジャーな「みった」のPLANTも見ようと思いました。

写真・富山県高岡市大手町 高岡大仏
まあ、隣ですので、来ようと思えば来れるので、地元スーパーはまたの機会にでもと思います。取りあえずは、業界人のお勧め店舗と大型店を見て来ました。(業界人から見たら、的外れなレポートでしょうが。)あくまで、流通好き一般消費者の管理人teruの(本当か?)視点です。

さて、先ずは高岡市。言わずと知れた城下町でございます。人口は約17万人で、新潟で言えば長岡市と同じ人口規模。しかしながら、路面電車が走っていたり、名所が各地にあったりと、長岡市に比べ、格段に観光地の地位は高く、非常に歴史深い都市です。また日本海側の高岡市伏木地区は、港湾を活かしての工業地帯です。

さて、そんな歴史深く、工業都市でもある高岡市。高岡と言えば、スーパー巡りをする前に行かねばならぬ所。そう。高岡古城公園と、高岡大仏。偵察祈願もかねて。(祈願?)しかし、予想以上?に小さい大仏。鎌倉の大仏を想像していたのでした。

ジャスコ高岡南店・イオン高岡SC


写真・富山県高岡市下伏間江 ジャスコ高岡南店
北陸自動車道・小杉インターから片側二車線の県道を走ると看板が。「イオン・高岡SC**キロ」 言われるままに走り、庄川を越えれば高岡市。すると、看板はあるものの、それより巨大建造物イオン高岡の方が目立つ。もう、小杉インター降りればシロートでも行ける非常に簡単、10分程度。

わたしの記憶の中では、あのオークシティ大和以来の衝撃、でか過ぎる。田園地帯の一角に、これだけの巨大建造物。まさにイオン丸出しです。写真はイオンモールと呼ばれる、ジャスコと120の専門店が入った棟。イオンモールの北と南には駐車場が配置されていますが、北側の駐車場を挟んで、ホームセンタータテヤマ、イオンのセルフスタンド・ぺトラス。カーショップ・タイヤ館があります。そして、高岡市の巡回バスも高岡駅から20分間隔で出ています。やはりメインとなる場所は、イオンモール北側。

あのパープルJUSCO看板はなく、イオンロゴを前面に打ち出しています。

イオン高岡SC東側
これだけ広くて、きっと迷うんだろうな。オークシティ大和で何時間も偵察、さて、帰ろうと思ったが出入り口を見つけられず、ウロウロした苦い思ひで。と店内に入ってみると、建造物自体東西に細長く出来ている事もあってか、その建物中央を一直線に(多少曲線)ショップが配置がされており、東西の各突き当たりは、メインのショップで〆られております。

一階部分は東端がジャスコ食品売り場と、生活雑貨とインテリア等。西端がトイザラスとスポーツオーソリティ。それを繋ぐようにショップが並ぶ。まあ、言わずと知れた女性が喜ぶようなショップばかりでございます。レストラン街も、ある緯度名の通った店舗やスターバックスなんかも。

二階部分は東端がジャスコの衣料・カジュアル等の売り場。西端がシネマコンプレックス・東宝プレックスと喜久屋書店。やはり、それを繋ぐように女性が喜びそうなショップばかりが、ずらりと勢ぞろい。通路中央は吹き抜けになっており、天井からも外の光が入ってきます。

イオン高岡SC西側
少し前のジャスコ新店と比べると、あまり凝った飾りつけは無いものの、色合いと曲線を活かしながら、シンプルで上手く高級感を出している感じ。アートっぽい作りになっているのかなと、思いました。イオンモールと言う事で、ジャスコ自体は大した事は無いのですが、3分の2を占める、ショップの多さと内容の濃さには、なるほどと思いました。

食品売り場は、お惣菜売り場と青果売り場が平行して始まる導線。中心にサラダコーナーとバイキングを置き、青果コーナーと連動させる。鮮魚売り場、精肉売り場で突き当たり、折り返し地点からは、一般食品や雑貨類、通路を挟むとインテリアやドラックがあり、そのままレジへ。チェックアウト部分と、向かい側ショップを挟む通路は南北出入り口があり、食品の買い物だけでも、あの巨大建造物を横断しなくてもよい作り。あと、二階のフードコートがテラス式になっており「ここはお台場か?」と、思うほど。しかしながら、絶景の東京湾ではなく、タテヤマホームセンターですけれども。富山って、新潟よりセンスのよいお店が結構多いです。

イオン高岡SC東側
あと、ジャスコ食品売り場北側の出入り口に「イオンエクスプレス」なども。まあ、イオンの全店舗見たわけじゃないので、ハッキリ言えませんが、今イオンが出来る事とやれる事を、全て高岡に持って来たと言う感じかと。売り方もレイアウトも、各所でそれぞれ違い、覚えきれないほど。

まあ、そんな感じでございます。近県の方は是非参考に見ておきたい気も。わたしが書く事は、この程度でございます。あとは、業界誌が写真と図解入りで詳しく説明(批判?)してくれるでしょう。そちらの方が、シロートのレポートより的確で面白いと思います。

わたしの感想と言えば、新潟には絶対出来ないであろう大規模店舗だと。新潟では新潟市中心部でしか、採算の取れないようなショップも多いと。それだけ、高岡及び富山県の人は高級志向なのかなと、思いました。大規模なんだけれども、目的によって買い物し易いのかなとも、思いました。それにしても、関係者の関西弁が耳に残った。(ダイエーを思い出しました。)

ジャスコ高岡店


写真・富山県高岡市江尻 ジャスコ高岡店
さて、イオン高岡SCのジャスコは高岡南店。じゃあ、他に店舗あるのかと、調べたら高岡店がありました。高岡市街を挟んで北に位置します。こちらは国道8号線と、氷見(ひみ)方面から高岡市街へ向かう県道沿い。路面電車の万葉線も走っており、その江尻駅前と立地も良い。住宅地や工場地帯、沿線には商店や事業所などが並ぶ地域です。

外観は、改装したらしく綺麗ではありますが、一般的なジャスコ。店舗裏と屋上駐車場の駐車スペースの方が、店舗前よりも広いです。店内は、写真の出入り口からテナントなどを経て、ジャスコ食品売り場へ。二階は、テナントとジャスコ衣料品や家電製品など一通り揃っています。一階から屋上までは、エスカレータ・、エレベーターとは別にスロープも。なんか、この徒歩スロープ。長野店で見かけた古いシロモノと同じ気も。エントランスのドアに、旧Jマークの残る歴史のある店舗です。恐らく、高岡南店開店に合わせて、リニューアルしたものと思われます。

高岡サティ


写真・富山県高岡市駅南2丁目 マイカル・高岡サティ
JR高岡駅南側、駅南のダイエー無くなってましたね。(パチンコ屋に化す。)と言うより、富山県内から姿を消したと言う事です。知らなかったです。さて、余談はさて置き、南北ジャスコに挟まれたサティ。まあ、一般的なサティです。新潟で言えば、県央サティと同時期な雰囲気。ワーナーマイカルが併設されており、イオン登場以前は核店舗だったかと。

やはりと言うか、そのあおりを受けてテナントが撤退した為か、空きスペースが目立ちました。閉店テナント貼り紙に「イオン高岡SCへ移転致しました」などの記述も。(怖すぎ) イオンSCオープンから間もないので、これから先もっと売り場に影響が出てくるものと思われます。しかも、イオンSCにはシネコンが入っていますから、脅威かなと思います。

敷地が陸橋と県道と北陸線に挟まれている為か、駐車場は少々停め辛く、店舗自体もなんとなく古びた感じです。思い切って改装か、撤退かと。
さて・・、以上が高岡市のレポートでございます。それにしても、イオン高岡SCの商圏は富山県全域と言う話だとか。イオン高岡オープンに合わせて、各競合店では改装を行ったところもあるとか。いやいや、恐ろしい時代がやって来たのでしょう。それにしても、高岡サティ。地元中心部の店舗と言う事で、今後の先行きが心配となります。

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