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アピタ新潟西店・ついに4月25日オープン 新潟市に激震が走る


写真・新潟市小新 アピタ新潟西店
〜済生会新潟第二病院前 ビッグにオープン 競合店の緊張ピークへ〜
〜2003年4月25日 ユ−ホーム新潟西店と 新潟市小新にでっかくオープン。〜


さて、とうとうこの日がやってまいりました。2年前の新潟亀田店オープンに続き、新潟西店のオープン。
新潟市周辺のスーパー各社が、恐怖だとも言っているアピタだそうですが、現実問題となりました。
本来、亀田も小新もダイエーが出店する予定であったのですが、諸般の事情で出店を断念。ユニーが引き次ぐと言う形になりました。ダイエーには悪いですが、その計画自体、所詮は無謀だったのかと。
出来上がってから、はいダメでした・・。にならなくて、良かったですね、とわたしは言いたい。
そんなこんなで、新潟西店へ行って来ました。

現場は新潟市西部、住宅地に挟まれた水田を造成、区画整理した県道交差点の角になります。
特に国道沿いとか、インター脇と言う立地ではなく、どちらかと言うと住民の生活幹線道路と言うか、通勤道路と言うか、正直言ってバイパス経由で郊外から来た場合、小新インター沿いの新潟サティよりアクセスが良くない感じを受けます。どちらかと言うと、平日は、新潟市民中心の利用となりそうな感じです。

そもそも、新潟市西部と言う地域は、商業集積地と言うより住宅地が大半を占めるベッドタウンでありますが、ここ数年バイパス沿いを中心に、区画整理などが進み郊外型大型店の出店が多くなってきました。清水フードなどの小型店は以前から市民に定着していたものの、週末の買い物となっては、中心部へ出かけてしまことが多かったようです。

まあ、西新潟の代表的な店舗と言えば、青山ジャスコ(ジャスコ新潟店)。青山のミセスはジャスコで買い物するのがステータス?とまで言われ、白根市民も青山ジャスコが一つのライフスタイル?の様でしたが、自店の白根出店、新潟サティの出現、原信関屋、アピタ亀田の出現など、この新潟西店の出現と共に、ジャスコ新潟店の商圏も徐々に、じわじわと狭まってきているようです。今回も懐に入り込んだ形に。

写真・新潟市小新 アピタ新潟西店

写真・新潟市小新 ユーホーム新潟西店
さて、そんなアピタ新潟西店ですが、売り場面積が亀田店よりやや狭い。と聞いていましたが、「やや狭い」だけで、個人的には亀田店とはほぼ変わらない。そんな感じでした。

ただ、土地が変形しているので、駐車場に入りづらい感もありますし、人口比率の多い地域にお尻を向けている建物ですので(エントランスは設けられていますが)どうなんだ?と言う気もしますが、この土地ではこれが精一杯の設計だったのかな。と思います。

建物は亀田店と違い、四方各所にエントランスと駐車場があります。亀田店同様、黄色い屋根通路もあります。以前は水田だった一角も、見事に生まれ変わり、市街地が連なってよい街になりました。

フロアガイドをご覧頂くとわかりますが、亀田店とはアピタとユーホームが逆。あえて、差別化を狙ったのかは知りません。実際、ユーホームは、亀田店より通路がスッキリと設計されていて、行き止まりになってしまわないように考えているようです。

資材コーナーもあり、外にはガーデニング・そして今回もカーピットがあり、その隣にはペットコーナーが配置されているので、車整備中に、ペット眺めたり、買い物が出来てしまうと言う便利さ。店内カーピット側には、カー用品も揃っています。

まあ、イエロ○ハットや、オ○トバックスと比べてどうなんだ?と言う感じも受けますが。便利さと言うことで。まあ、良しとしましょう。

ユーホームからアピタまでは、ご存知の通り筒抜け。一応「アピタの商品はアピタで清算してください」と表記があります。3階部分が駐車場、2階一部が駐車場となっております。
「ふ〜ん。駐車場ねぇ。そう言えば昔、小沢町のジャスコ(長岡店)も同じような記憶が。あれは3階部分の駐車場を売り場にして、北側平面駐車場に立体駐車場作ってたっけ。」と、ふと思い出しておりました。
売り場通路が突然、途切れたように2階駐車場出入り口に接している点から、もし「当たった」ら、次の手段?を施すのかどうかは知りません。新潟では絶対成功させたいらしいですから。(旧みったも同様らしい)

1階部分もそうなんですけど、亀田店と比べ通路が狭いので(亀田店が広過ぎで、こちらが適当と言う感も) ショップは横三分割で、スーツホーマル・寝具、一般カジュアル、子供・女性専門テナント。
左・右の端で書店とアミューズメントとフードコートで〆る。感じでしょうか。
亀田店とは違って、2階部分に広いフードコートがありアミューズメントと接していることが注目?です。
キッズとベビーフロアとの関連もあり、2階部分はファミリーを中心とした客層を狙っているのかと。

写真・新潟市小新 アピタ新潟西店
1階部分ですが、今回の新潟西店のコンセプトとして「食・味に関するこだわり」を狙ったのか、どうかは定かではありませんが、スターバックスコーヒーが出店。

私の記憶だと、県内の郊外型SCに、スターバックスが出店するのは珍しい?のかと。市中心部では目にする機会も多くなりましたけれど。
(一応、写真・出入り口の左にロゴが見えます。)

亀田店はコムサカフェでしたけど、個人的にはあんなガラス張りで真っ白なカフェで、人目にさらされてコーヒー飲むほど精神的に強い人ではないので、落ち着いた今回のスターバックスは良いと思います。飲食街は程良い通路幅で、「街」ぽさがありました。
新宿さぼてん、定番の銀だこも揃っております。

あと意外だったのが、薬のコダマが入店していたこと。薬のコダマと言えば、新潟県内ではメジャー?で、ましてやこの新潟市西部に本部があります。が、それは関係あるのかどうなのか、わたしは知りません。

亀田店とは似ているようで、ほとんど似てない新鮮さを感じる食品売り場。亀田は生鮮各オープンケースの蛍光灯が無いケチなイメージでしたが、西店の方は明るく楽しいイメージとなっております。
こじんまりとしたフラワーショップを最初に、青果・鮮魚・畜産・惣菜となっております。フロアガイドだと、生鮮売り場とインテリアが一緒に見えますが、通路は突き抜けているものの、ブロックは分かれています。

鮮魚は刺身専用らしきバックヤードと、太刀物専用らしきバックヤードに分かれています。売り場も平ケース中心で見渡しの良い感じです。畜産コーナーは亀田店同様・村上牛を売ってました。あと、黒毛和牛とやらの1枚1000円ステーキ。オープニングセールで、ステーキ1枚1000円は各スーパー共通ですね。
食品売り場のイメージは、従来とは大きな変化は無いものの、若干高級感に限りなく近いものが。
惣菜は確かに亀田より若干狭さを感じました。しかし、お弁当やおにぎりの充実など、ベットタウンには良い品揃えなのかな、と。と言うより、単に今はおにぎりブームなのか、と言う気もします。レジ約20台?

全体的にまあ、乱雑なところも無く、鮮度も良く、品質もそこそこ拘っていて、 接客も悪くは無いので、良いと思います。食品売り場、インテリア、ホームセンターを、整理し線引きしながらも、全体的に一体化しているのには感心します。このパターンだと、聖籠方面の店舗の様な売り場になってしまうことが多いのですが。
この点、やはり違うんだなと思いました。(もちろん業態が違うので、違うことは違うんですけど)

・・簡単ではありますが、書かせていただきました。特にひどかった点は、今のところは特に無いかと。
・・で、わたし感じたのが、新潟西店を歩いてみて、客の声を聞いていると、亀田店、亀田店、と比較している人が多いことから、確実にファンを掴んでいることは間違いないようです。

でも、なぜアピタが新潟の人、少なくとも新潟市周辺の住民に受けたんでしょう?

周辺住民の真意は知りませんが、わたし個人としては「めずらしい、今まで無かったお店」なのかと。
今まで新潟と言ったら、決まった大手スーパーと地元スーパーで固められていた地域でした。
新潟市周辺に関しては、人口の割りに店舗内容に変化の無い、お店ばかりだったような気がします。
そこに、今まで目にした事のない、ある意味新鮮な店舗が現れた。本能を刺激されたのかと。

もちろん、そこには商品の品質管理等の、努力もあってこその結果であるわけですけれども、
最初は「アピタって何?」と、半信半疑だった新潟人も、亀田店オープンわずか2年足らずで、アピタ信者は確実に増えております。人見知りの激しい新潟人が、この短期間で魅せられるのはワケがある?

恐らく、今後長岡にしろ上越にしろ、受け入れられる可能性は高いのかなと、思います。
ベイシアも含めて「目新しさ」で結構、既存店が押されてしまうのでは、と言う危機感も持っています。
ダイエーが去り(去ってないか)、マイカルの天下も終わり、ジャスコも日常化してきた新潟県。
サークルKが人気を得ているように、スーパー業界も「新しい提案」が必要なのかもしれません。

追加・新潟西店から約200メートルの、セサミ寺地店。商品的には「高品質」とあるように、アピタとは違っています。鮮度や品揃えや売り場はシッカリしています。ただ、店舗面積、品数から言って、近距離もありアピタの勢いに押されてしまう危険性も。

新潟サティはイオンの梃入れで、トップバリュ独占市場と言う点を除けば、改善されていると思います。
ただ、こちらも勢いに押される危険性もあり、ブランドショップとサティフロアの線引きが曖昧なので、なんとなく統一感が無く、せっかくのカフェやショップのイメージがあまり引き立たない、感もあります。
もう少しお金が溜まったら、取り扱いアイテムガラっと変えてリニューアルした方がよさそうです。
まあ、ジャスコと共同で対策を立てれば、効果は大きいと思います。

疑問・アピタ新潟西店に接する、県道交差点角の狭い土地に「売地・株式会社ウオロク」の看板。
あれって、なんでしょう。あんな狭い三角地、餃子屋か携帯ショップが買うのでしょうか。
あんな目立つ場所に、謎めいた看板掲げるより、いっそアピタに貸すと言う手も。
昔、店でも建てる気だったのか?どうかは知りませんが。

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