店舗偵察レポート

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番外編〜品川・南町田・湘南台 ウワサのお店?・確かめてきました。〜品川版〜


写真・東京都品川区東品川4丁目 ジャスコ品川シーサイド店
行ってきました。オープンから約半年が過ぎ、今更行ってもどうなんだ?と思いましたが、管理人の気分転換も含めて潜入してきました。正直、都会と言ってもジャスコはジャスコだろうと思いつつ・・。

ジャスコ品川シーサイド店。品川駅で乗り換かえて、赤い電車に揺れてた。京急・青物横丁駅で下車。
商店街らしき街を10分ほど歩くと、突如近代的なこの建物が現れます。再開発地のオフィス街です。
どうやら、オフィスビルはまだ完成しておらず、現在も工事が行われている中での、ショッピングモールのオープンだった様です。りんかい線・品川シーサイド駅と直結している、お台場にも簡単に行けます。

どうやら「品川シーサイドフォレスト」と言うらしく、オフィスビルとジャスコが一体化した街でしょうか。
新潟だとジャスコのお店って、いかにもイオン・ジャスコだ、と言う感じで、ある意味「田舎臭さ」が出ますが、この品川シーサイド店は、田舎のジャスコSCとは(もちろん)違って、お決まりの野外看板もありませんし、写真で見て頂いた通り、ほんのこの程度のロゴサインだけです。泥臭さがないジャスコでしょうか。

下の写真は、ジャスコとオフィスビルの谷間に作られた空間です。ここは一応、地下となっていて、ジャスコの食品売り場は地下なので、昼食買ってここで食べればいい。(灰皿があるのが嬉しい)オープンカフェなども揃っているので、ショッピング後にもくつろげるスペースです。

地上8階・地下1階と言う事とシンプルな作りなので、遠目だと上越のジャスコより小さいと思いましたが、近づきゃやはり大きい。バックのオフィスビルの高さでジャスコが、小さく見えるだけのことなんですけど。
地上8階・地下1階ですが、売り場は3階まで、4階から屋上までは駐車場になっている様です。

店内は正直、フツーのジャスコだろうと白けて入ってみましたが、やはりジャスコなんだけど、しかしジャスコではなかった。まあ、1・2・3階は最近の新店カラーを用いて、駐車場のスタンプ清算のためか、エスカレーター側に集中レジをもってきています。まあ、高岡でも三川でも、場所は違いますが同様な感じです。
ただ、わたしの気分のせいか、後者よりは近代的な雰囲気に。品揃えの違いがそう見えるのかと。

田舎のジャスコとシーサイド店で、素人目で一番違うと実感するのは地下の食品売り場だと思います。
1・2・3階は陳列方法や什器、アイテムが都会的であるのに対し、食品は全体的に違いました。
反時計回りで野菜、鮮魚、畜産、惣菜と続きます。まあ、フツーのジャスコと何ら変わりない流れです。
ただ、野菜売り場は新潟だと泥つき野菜や、産直野菜を段ボール箱で売ったり、ざるに山盛りで、もう畑の香りがプンプンする売り場なのですが、売り場の半分くらいは、カットフルーツや使い切り野菜など。
果物の品揃えが多くて、いかにトーキョーの人間がベジタリアンなのかが一目瞭然です。
惣菜の細かい品揃えと、野菜売り場と連携したサラダの品揃えには圧倒されました。しかし、

・・わたしとしては、こんなウサギみたいな生活するなら、山古志村でウサギと暮らした方がイイなと。
お弁当売り場やパン工場も、内容は充実。買い合わせても、単価が低いので昼食も安く上がるのかと。
お魚は流行のマグロ売り場。鮮魚中央でガラス張りの箱の中で、従業員の方がマグロ捌いてます。
そう言えば、昔の青山ジャスコってこうだったよな。と、鮮度はジャスコらしくないほど良かったです。

畜産は高級和牛品揃えかと思いきや、自社のタスマニアビーフを売り込んでました。
オープンケースではジャスコらしくない良い鮮度ですが、品揃えは大して田舎と変わらない感でした。
差別化したとしたら、対面販売部分でよい品種を売り込むといった部分の様です。

地下1階食品売り場に対して、とにかく飲食店やフードコートや流行のデパ地下風テナントが多いこと。
客数の割には、フードコートの客の多さと広さには圧倒されました。新潟なら家で食べるのに。

まあ、簡単に言えばジャスコには変わりないんだけれども、田舎とはまったく違った売り方をしている店。
什器や内装なんかは、最近の田舎店舗のものと変わらないのだけれども、売り方が違うのでその点、新鮮で勉強になるのかなと。見るなら見たで、今後の参考になる店舗だし、見なけりゃ見ないで、田舎では通用しない売り方なので(この先暫くは)、直江津や木戸のヨーカドー見るだけで十分と言う気もします。

ただ、売り場で何か新たな挑戦をするには、見ておいたら役には立つのではないのかと思います。
・・しかし、新潟市中心部で、あそこまで品揃え真似ても、需要はどうなのかと、ふと思いました。(私感)

〜横浜北部・藤沢北部版〜


写真・神奈川県横浜市旭区二俣川2丁目 西友二俣川店
西友 二俣川店(ふたまたがわ)
さて、今度は横浜市内で下車。相鉄二俣川駅付近。
「ウォルぽくなるらしい」と聞いていたので寄ってみました。もっとも、実際にウォルマートは見たことが無いので、参考程度に拝見。食品売り場は改装中・営業で6月にリニューアル。スターバックスも入店とか。

食品売り場はとにかく汚くて薄暗く、改装中でボードが貼ってあったりとかなり悲惨な状態でしたが、生鮮に関しては鮮度的にも悪くは無いと思いました。

2階・3階は既にリニューアルしていて、MUJIも入店。
日本の定番・横陳列から、上から下への縦陳列。
プライス表示も大きく。「これが米か」と思いました。
これからの西友の変化に、注目が集まるのでしょう。

写真・神奈川県藤沢市石川6丁目 イトーヨーカドー湘南台店
イトーヨーカドー湘南台店
電車乗り継ぎ湘南台。覚悟はしていましたが、駅から徒歩約30分。地図とは裏腹に、起伏の激しい地形。驚くほど大きくは無いものの、エントランスの作りには目新しさを感じました。1階から3階まで売り場。4・5階〜屋上は駐車場となっています。

正直言って、2・3階はフツーのヨーカドーであります。
ただ、品川シーサイド同様、食品売り場で目新しさを実感できます。野菜は産直(地物)をふんだんに取り入れ、サラダ関連も多い。畜産は対面式とケースの組み合わせ。新潟のアピタでも見られるような、側面売り場に対し、対面販売の強化。
クッキングコーナーと、ミートデリカ、ヨーカドーお得意のマグロコーナは充実していますね。

とにかく「並べておいて選んでもらう」から「お勧めを買っていってもらう」守りから攻めの売り場になったのかと、そう思います。お弁当や惣菜の種類も多彩ですし、新潟ならこれだけのアイテムをこれだけの陳列量だったら、一ヶ月で経営破綻だと思うほどのインパクトを受けました。

全体的にオーソドックスな売り場が多かったヨーカドーですが、やっと21世紀を意識したお店かなと。
品川よりも見ておいたほうがイイと言う気もします。しかし都心からかなり距離があり、鉄道も乗り継ぎ、 しかも駅から遠いので、余程の土地勘と方角に詳しくなければお勧めできません。(帰って来れない)
そう言えば、通りに「コープかながわ」湘南台店なども。一応、入店しました。まあ、いいお店かと。
・・帰りは。ええ、もちろんタクシーで帰りましたよ。(足が動かん)

写真・神奈川県藤沢市湘南台1丁目 ダイエー湘南台店
ダイエー湘南台店
東口にはダイエーと相鉄ローゼンがあるんですね。相鉄ローゼンは、一般的な駅一体型の売り場と比べて、真っ白な古いお店、昔のCGCでよく見た店舗。
売り場もフツーの売り場。正直、見流しました。

ダイエーもフツーで、改装はしてあるがダイエー。
2 〜4階は、一般的に見られるダイエーの上層部分と相変わらず同じ。食品売り場は、側面のタイル張りから見るに、経て直し後の改装と見受けられる。

ヨーカドーや流行を意識してか、デパ地下風のレイアウトを見ることが出来る。集客はありそうで悪くは無いお店だが、やはりダイエーはダイエーであった。
物件自体古いので、なかなか難しそうである。

〜町田南部版〜


写真・東京都町田市鶴間3丁目
グランベリーモール 東急ストア・プレッセ南町田店
東急ストア・プレッセ南町田店
東急田園都市線・南町田駅南口。駅前と言っても、駅を含めて「グランベリーモール」と名づけられていることから、計画的に開発されたショッピングモールです。なんとなく、横浜の元町に似てるのか似てないのか。(似てない)統一されたデザインがイイです。

店内は天井が高く、グリーンを主体にした色合い。
新潟で言えば、マルイ見附か横山店のイメージ。
しかしながら、内容的には比べる余地も無く高品質。
細かい品揃えと、新潟では余程要求されない、細かい珍しいアイテムが多数。とにかくアイテムの多さと、陳列量の多さに驚きます。高級チーズやハム、 ミート専門店の品質の高さから、商圏の生活水準の高さが窺えます。見ておく価値はあります。

写真・東京都町田市鶴間3丁目 カルフールジャパン南町田店
カルフールジャパン・南町田店
グランベリーモールを10分ほど歩くと、カルフールが見えてきます。グランベリーモールとは接しているものの、モールではない様です。外装はお堅い作りとなっており、エントランスも非常にシンプルです。

わたしは幕張店しか知らないので、今回が2店目。2階建てで、いずれも建物半分が立体駐車場に。
1階部分は狭いながらも、テナント入店。軽く見渡せるほどのスペースです。
2階へはスーパーセンタームサシ風、スロープエスカレーターで。狭いフードコートと、休憩コーナー程度。
フロア的には幕張店同様、反時計回りでいきなりワインやらブックコーナーやら、ニトリ調売り場。
コーナーを曲がるとまたワインコーナー(ワインセラー)。仏な男性店員が、スマートに立ってました。

そこでやっと、高そうなチーズ売り場になり、高そうなパン売り場になり、フードコート、お惣菜がある。
畜産売り場・野菜売り場・鮮魚売り場がひと塊にレイアウトされており、買いまわれる感じです。
黄色い大きなPOPがプライスを目立たせてあるのが、ああやはり洋風なのかと。そう思いました。

最近は幕張店、時間が無くて見に行ってないのですが、オープン当初の売り場と比べると、かなり仏色が薄くなった気がします。日本と仏が微妙になお、中立的に混ざり合った、ある意味不思議な空間かと。
売っているものは日本物に関しては、そんなに驚くほどのものはありませんでした。
ブランドか輸入コーナーはゴンドラである程度区分してあるようですが、そのゴンドラ部分は閑散としています。まあ、購買頻度の高いアイテムは国内産とし、低いものは独自のルートでの外産と分けたためかとも思われます。それにしても、買い物カゴが原信のものによく似ている。

全体的にコンパクトに仕上がっていて、あの幕張オープン時の大騒ぎが嘘の様な南町田店です。
店員さんもお客も国際色が強く、(聖籠とは品格が違うけど)日本で暮らす仏人にとっては無くてはならないお店なのかと思います。かなり賛否があるお店ですが、これはまあこれとして、いいのかなと思います。
それにしても、ローラーで走り回る若い男性店員は・・正直言って危険です。(いまいち好きになれない)

==まとめ==
ジャスコやヨーカドーは、確かに世間で言われているように「近代店舗」なのかと思います。
これから先、市街地再開発出店の際には、この店舗をベースにした形が増えていくことでしょう。
また、首都圏の生活水準は地域別に、かなりの開きがあり、その地域の店舗の品揃えを見るだけでわかります。あと、時間があったら周辺の住宅地を歩いてみましょう。車種なんかもチェックしておくといいです。

上記以外で見た店舗は、まだ他にもありましたがこんな感じで簡単に説明させて頂きました。
もし、新潟から研修か何か時間が取れるようであれば、一日余計に休みをもらって、見ておくのも良いかと。もっとも、そんなこと言う前に皆様は、当の昔に見ていることでしょう。

それにしても、子供が変なローラーの靴で売り場を走り回る姿。新潟ではまず見ません。
健康器具に子供がくつろいでいる姿を各店で見ました。新潟ではまず見ません。
正直言って、こんな子供達に日本の首都を任せて大丈夫なのか?余計なお世話ですけど。

あんた達、まあ頑張れよと。頑張ってねと。そう心の中で、声援を送っておりました。
それにしても、ワインより一升瓶が並んでいるお店の方がやはり少ない。これには、いつも感心します。

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