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豊栄市・ベイシアスーパーセンター新潟豊栄店 10月16日オープン
〜遂に新潟にも空っ風が吹き荒れる! 県内初出店〜


写真・豊栄市横井 ベイシア新潟豊栄店
日本海沿岸東北自動車道、豊栄新潟東港インター入り口。群馬に本部を置くベイシアが、グループのオートアールズ等と出店するSCが10月16日にオープン。
15日午後1時からプレオープンとなっておりました。
近くにはカワチ薬局など色々な専門店も、続々とオープンするようです。
豊栄市には原信とウオロク、隣聖籠町にはPLANTと、益々激戦になりそうです。

==行ってきました。==
本当はプレオープンの真っ只中に行くのは、正直かなり抵抗があったのですが、個人的なスケジュールで突入してまいりました。(週末、長岡と豊栄ではかなり厳しい)
ご覧のように見事にベイシアでした。ベイシアとオートアールズとのSC、ベイシアスーパーセンター新潟豊栄店。 近くにはカワチ薬局とハードオフも控えており、これから一帯は豊栄市の新たなる商業地として飛躍するのでしょう。一年前の更地からは変貌しました。

ざっと書くと、美容室・めがね店・レディスカジュアル・携帯ショップ・旅行代理店・和菓子屋・お茶・洋服直し・キャッシュコーナー・クリーニング。クリーニングとキャッシュコーナー等は店舗外出入り口。その他は、店内からでも入ることが出来るよくある形。
正面左側が「フードセンター側入り口」右が「スーパーセンター側入り口」となってます。
スーパーセンター側は、ドラック、日用雑貨、レジャースポーツ関連から始まり、生活用品などなど、あとはフードセンター付近まで、段々とそれに近づけていく売り場構成。
売り場の正面左1/3がフードセンター、残り2/3がスーパーセンターとなっています。

ご存知の通り、スーパーセンターのあるべき姿?として、二つのエントランスの間を平行してレジがずらりと並んでおります。現在のところ仮設を含めると40台以上。恐らく、落ち着けばこの半部分程度になると思われます。レジ前付近は紳士服と婦人服やバック類。
その奥、ベビー用品からインテリア、文具とありとあらゆるものが並んでおります。
レジに平行した通路に向かい、テナントが連なっております。

フードセンターは特に高級感は意識はしていないようで、要所要所でインパクトをつけるのみ。ただ、全体的にダイナミックな売り場となっており、棚も最近一般的な低いものよりは高めでした。ベーカリー、ファーストフードみかづき等、奥にはアミューズメントからなる空間から青果売り場。地元豊栄の野菜コーナーが多く取ってあり、目を引きました。

鮮魚は新潟にこだわらず、広い地域で品揃えしており、地場産で突出していないものの品揃えも鮮度もなかなか面白い感じでした。次が惣菜売り場となるわけですが、かなりのスペースを取っておりました。側面ケースで一般的な揚げ物から、弁当や寿司、パックものまでかなりのアイテムがある上、一角に流行のデパ地下風?伊勢丹の何とかダイニングもどきのコーナー。結構、地元新潟のスーパーって、揚げ物ばかりでうんざりすることが多いのですが、おこわがあったり和風もの、サラダも多かったりと、年齢問わず受けそうな感じでした。ただ、寿司「魚屋の寿司」の割りに、いまいち鮮度感とボリュームに欠けるかと。

あとはコーナー部分が畜産。割と思い切った牛肉売り場で、まさに実験売り場とも思われる
品揃え。きっと、数ヵ月後にはアイテム減るんだろうなと思いつつ。ボリュームがある。
加工食品などもスーパーセンターなので、価格は多少低く設定してあるものの、PLANT同様に目んたま飛び出るほどではなく、まあ日々買い物して月の食費が低くなるといった感じです。

しかしこのお店 、新潟なのに日本酒含めワイン売り場が広かったことと、新潟なのに米売り場がとてつもなく広かったことが、新潟人の私にとっては驚きでした。
そう言えば、群馬のお店って30キロ以上の米袋を、店頭で平気で売っていたのを思い出しました。新潟は米大国なのに、スーパーの米売り場は本当に狭いですよね。
あと、とてつもなく広い売り場なのに、買い物籠がエントランスと、売り場の一部にしかおいていない。
お客に「籠ありませんか?」と聞かれて、遠くまで走っている従業員を何人か見ましたが、まあ従業員もいい運動になるので、それはそれでいいんでしょう。

全体的には最近流行の高級感一筋ではなく、あくまでスーパーセンターなんだけれども、PLANTのような安っぽい叩き売り倉庫作りではなく、一定のレベルと雰囲気を演出できる売り場。 フードセンターもなかなかのアイテム数で、特に生鮮の品質に関しては期待以上でした。昨年、月夜野から渋川にかけて、ベイシアの新店を見てまいりましたが、その当時の店舗スタイルから大きな変更は無く、ほぼそのまま持ち込まれていると思いました。

偵察日だけに限って言えば、非常に美しい売り場に仕上がって、プライスの見せ方もすっきりとしています。県内で例えると、上階の無いジャスコ白根、十日町の様な限りなくGMS(大型スーパー)に近い売り場になっています。しかしテナントも一部、違うだろってものもありますし、キャッシュコーナーが北越銀行と郵便局と、新潟ではかなりマイナーではありますが(長岡ならベターではあるが)、まあこれは今後いかようにも変えられるので、今はこんな感じだろうと思います。

やっぱり、オープン初日ましてやプレオープンはお客よりスーツ姿の男性が目に付く・・。
だれが競合なのか、だれが関係者なのかわからん・・。(わかるはずも無いのだが)
ただ、ジャケットを着ている男性社員らしき方々の目が鋭かったことと、一人で買い物している男性を上から下まで嘗め回すようにチェックする鋭い目と、不健康そうな怖い人相で売り場をチェックしている、お客からは到底好まれそうもない雰囲気をかもし出している関係者が多かったです。

まあ、そんな方々の血のにじむ努力等があって、オープンに至ったわけですから。
それまでの疲れも溜まっているでしょうから、まあそれはそれでいいんじゃないかと。
ただ、わたしを睨み付けようが、摘み出そうがいっこうに構いませんが、普通の男性客に失礼の無いようにと、そう思います。一応関東の人間なんで、新潟の人間より厳しい面があるのでしょう。

さて、豊栄市には近隣のPLANTを含め、原信、ウオロクの競合があります。
同じスーパーセンターでも、PLANTとはかなり違う雰囲気と売り場を持っております。
PLANTがどのくらいの実商圏であるのかは、予想でしか解かりませんが、豊栄からわざわざPLANTへ出向く客は少なからず減ると思います。ベイシア、PLANT対策で地元ウオロクが別チラシで打ってくること、それに対してベイシアが対抗することを考えると、ある程度PLANTは影響があると思います。

また、ウオロク・原信がありますが、ベイシアが今のレベルを保っていけるのならば、地域一番店になれるでしょう。ご存知の通り、原信はある意味、普通過ぎる売り場であるし、ウオロクも悪くは無いものの、ベイシアとの近距離と売り場の広さ、アイテム数の違いから両者とも苦しいと思います。

ただ、それらに比べ明らかにベイシアが劣っている部分が、いくつか見受けられました。
あえて書きませんが、それらは新潟という地域を理解していないことからの現れで、しばらくすると彼らも気づいて、必ず修正を仕掛けてくる部分です。一見、ざっくりとした売り場ではあるものの、新潟の企業やPLANTの様にスキが無く、いつでも対抗してくる売り場です。

今年、豊栄サティが閉店しました。一通り買い物できるGMS(大型スーパー)が無い状態。
人口5万人程度でしかありませんが、新潟市のベットタウンでバイパス乗れば、デパートも大型店もあると言えども、一応は一つの市。この手の物件は、多くの客を引き付けることでしょう。
地域一番店が、原信やウオロクからベイシアになることは間違いないでしょうし、週末は完全にお客を取られてしまうでしょう。ベイシアより狭い売り場で、アイテム数以外でどう対抗できるのか、また客を呼び戻すことが出来るのか・・。これからの課題といえるのでしょう。

・・これであの廃墟と化した旧豊栄サティ物件に、イオンは来ないでしょう。
しかし、内容によっては新たなる商戦もあるのかもしれません。

今回のレポートも、
人生好き勝手に生きて、さぞかしそれで幸せであろう管理人teru氏がお伝え致しました。

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