店舗偵察レポート

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原信西小千谷店 3月27日リニューアルオープン
ベイシアのオープンから早4ヶ月 いよいよ巻き返しに打って出るか


写真・小千谷市城内2丁目 原信西小千谷店
さて、ベイシアスーパーセンター小千谷店オープンから早4ヶ月。テナントがすっかり抜け、さびしい限りであった原信西小千谷店が、最新スタイルに大幅リニューアル。

店舗内外装は長岡市の古正寺店同様になっており、今後の既存店リニューアルにおいてはこのイメージで変更していくものと思われます。汚れたイメージも一新したのかと。

しかし、依然変わらぬ商戦構図。どうなる?

行って来ました。 基本的なレイアウトは変わっておりません。空き空きだったテナント部分に、レジとサッカー台をそのまま移動し売り場を広げた。つまり原信だけの売り場となりました。以前は時計回りの入り口付近にトイレがあったのですが、全部撤去して窓張りにしてベーカリーと原信カフェを持ってきて明るくしました。青果・鮮魚・惣菜・畜産部分は以前とほぼ同じ。畜産売り場の次、導線最後の飲料水付近はお酒コーナー、冷凍食品平ケース辺りが、すっきりとしておりました。

大きく変わったものは、店内外装飾が最近の新店に合わせていたのと、以前は白々としていた生鮮のケースに模様のある下敷きや木目、すのこ等を敷いて、暖かさとボリューム感を出しています。全体的に平べったい売り場から、凹凸ある売り場になったのかと。

中央部の雑貨やお菓子、一般食品や調味料付近は雑然とした感じはなくなり、帯POPで統一されて見やすくなりました。あと、撤去したトイレですが以前の全く反対側、旧ドラッグストア付近に新築されていました。

売っているもの、レイアウトはほぼ変わらないものの、内外装の一新と原信カフェの設置で全体的に明るい現代的な雰囲気となりました。競合に打ち勝つためのリニューアルというよりは、空き空きになったスペースを整理して、全体的にくすんできた内外装を綺麗にした。まあ、店舗本来が行うべきリニューアルである。そんな感じがします。

あとはまあ、上州店舗に影響されることなく、地道に商売を続けていくことでしょう。
原信西小千谷店。そんな地道で堅実なところが、顧客を離さないのかもしれません。

ひらせい長岡ニュータウン店・生鮮広場 3月27日オープン
廃墟と化したひらせいゾーン リニューアルで巻き返しに打って出るか


写真・長岡市青葉台1丁目 ひらせい長岡NT店
オープン当時は、業界関係者の偵察が相次ぎ、長岡では一斉を風靡した?長岡ウイングマーケットセンター。しかし、あまりの立地の悪さと長岡市街寄りに大型店が進出したことにより、客足が遠のきいつしか生鮮も撤退。マーケットセンターどころか、単なるひらせいワールドと化しておりました。

しかし今回、「生鮮広場」として再び生鮮売り場を再開。最後の賭けに出たようです。
しかし、敷地内ラオックスも、撤退してしまったほどの悪立地。どうなる?

行って来ました。掲示板でウワサになっていたので早速…。
ホームセンターはわたしの本筋ではなく、レポート書くとボロが出るのであえて避けておりますが、今回は生鮮売り場ということで、しかも「ひらせい」本体が手がけると聞きましたので見てきました。 今までの経過は、上に書いたとおりです。

ハッキリ言って、ホームセンター棟、TUTAYA棟、そして生鮮広場棟、見た目は何にも変わってないです。変わったと言えば「食品百貨店」の看板が「生鮮広場」に変わった程度。
もともと生鮮があった店舗でして、生鮮が撤退してからはなんとなく一般食料品を売っていた中途半端なスペースでしたが、また以前の生鮮部分が復活した。そんな感じです。

内装は以前とほとんど変わっていません。ただ、レイアウト変更に合わせて、若干手直しした部分はあります。青果売り場はカントリー風。側面に沿っての平台と中央部の平台。まあ普通の青果売り場。活きがウリだと、店内アナウンスしていた鮮魚売り場。側面の平ケースと中央部分の平ケース。確かに活きは悪くないけど、お刺身とか含めメニュー提案が無い。お寿司はおいしそうに見えたけど、時期的なのか入り数とプライスが高い。畜産売り場は平ケースに加工肉やウインナーや鶏肉、側面の多段ケースには牛豚。この辺は売りたいブランドが明確になっていたり、大パック・中バックと気を使っているので、店内で唯一納得できた売り場です。

水物や日配類。これはまあ、得意としている部分なので特価が目に飛び込んできます。
惣菜売り場は…まあ、普通の惣菜だなって感じ。和風惣菜パックや洋風惣菜パックは島ケースで販売している。揚げ物だらけも困るけど、少な過ぎてチョット物足りない感が。
あとは本来得意としている、ペットボトルやお菓子、一般食料品の均一POPでの展開。
パンや冷凍食品の割引販売も、本来得意としている分野でしょうか。

実はこの棟、以前から100円ダイソーが半分を占めており、その構図は変わっていません。ただ、その一部と生鮮広場側に、リカーコーナーが近々オープンするらしく、空の多段ケースと什器が設置してあり、立ち入り禁止となっておりました。

先にも書きましたが、生鮮以外の特価販売を得意とする一般食品については、特価が目に飛び込んでくる売り方であり、一般食品スーパーにはできない(やらない)ボリューム感を出しています。ただ、生鮮部分に関しては、鮮度はそこそこ良いものの、全体的に荒っぽい売り場で細かい部分、メニュー提案とか少量パック販売とか関連陳列等が少な過ぎます。今一番重要視されている惣菜売り場に関しては、一般スーパーと比較するとかしないとかの問題ではなく、もう一度、競合の惣菜売り場を見て基本的なことを学び直しましょう。

まあ、あくまでディスカウント店での生鮮売り場なので、価格以外において一般食品スーパーと競い合えるほどの売り場でありません。競い合うためには、広い売り場と高鮮度だけではなくもっと細かい部分での改良が必要となってくるでしょう。総評として「安い」イメージは打ち出せていますが、品揃え・鮮度・価格設定において一番近い競合・原信関原店や長岡市街の一般スーパーに比べると、インパクトが少ない。

このインパクトの少なさで、この悪立地であることを考えると、6キロ以上も離れた市街地である激戦商業集積地から、新たな顧客を取り込むのはかなり厳しいと思います。足元である大積・関原・宮本付近での、客離れした分は取り戻せることはできますが、長岡市内・信濃川右岸地域の住民を取り込むには、ベイシア・PLANTと勝負することになりますので、そう考えても、生鮮部分があまりにも弱過ぎるのかと思います。

まあ、市街地に近ければこの売り場でもそれなりに集客を見込めるとは思いますが、あまりにも立地が悪過ぎます。そもそも、ニュータウン自体の立地が悪いので、急激な人口増加が無かったのが店舗の伸び悩みの原因ではあるのですが…。ニュータウンや大積・関原・宮本付近の住民にとっては、大変ありがたい今回のリニューアルではあるのでしょう。
ただ、激戦地長岡であっても、この地域は度外視して考えるのが妥当なのかと。

多分、これが生鮮売り場復活の最後の賭けだと思います。
ここで失敗するか成功するかで、この長岡ウイングの方向性も変わることでしょう。
ただ仮に万が一、やっぱり生鮮部分が撤退となっても、それはひらせいの力不足ではなく、生鮮と言う分野において単に立地が悪過ぎた。それだけだと思います。

もし、もっと生鮮分野を極めたいのなら、長岡ニュータウン店はもう過去のものとして捉え、これから先は、他の既存店舗で試してみることをお勧めします。

ひらせいホームセンター豊栄インター店 3月下旬グランドオープン
 ベイシアスーパーセンター豊栄店前に堂々と出店


写真・豊栄市横井 ひらせい豊栄インター店
昨年10月にオープンしたベイシアスーパーセンター豊栄店ですが、その真ん前に建設中だった「ひらせいホームセンター豊栄インター店」が3月下旬にオープン。

出店届出では3月10日オープン予定、売り場面積4373平方メートル、営業時間が9:00〜24:00となっており、同社では最大級の売り場面積。初のスーパーセンターでの出店。優位であったベイシアにとっては、無視はできない存在となりそうです。

…で、行ってきました。ベイシア真ん前・ひらせい豊栄インター店。
新聞や某誌では空前絶後のような感じで書かれていたので、「そんなにすごいんか?」と思って、一週間遅れではありましたが背中を押される感じで見てきました。
ひらせいとTUTAYA(英語表記の方)、そして敷地内に建設中なのは何故かスポーツクラブ。

意見としては…なんらフツーのひらせいでした。
店舗面積が広い分、通路は広かったですがレイアウト・内装とも既存店とほぼ同じ。
売り場半分程度が100円ダイソーとなっており、既存店ダイソーよりも面積分広い程度。
「スーパーセンターでの出店…」とありましたが、「単なるホームセンター」なのかと。
激戦と言うより、お互い無い物を補うお向かい店舗…なんでしょうか。
そうは言え、まあお互い楽観視はできないのかなと。そう思います。

新潟市紫竹山SC コジマNEW新潟店 3月12日グランドオープン
 3月下旬 原信紫竹山店(24時間営業)もオープン 激戦は続く


>写真・新潟市紫竹山1丁目 紫竹山SC (右手・原信)
紫竹山SCのうち、コジマNEW新潟店がいち早くオープンしました。市内の既存3店を閉店してのNEW新潟店。市内周辺はラオックスのオープン、ヤマダ電機の出店届出。

5月には新潟駅南口に、ドン・キホーテ。その他、大手牛丼チェーン松屋(東京都)など、新潟市南部はスーパー業界問わず、出店ラッシュが続きそうです。3月から改装工事に入った、駅南口のプラーカも来年復活するそうで、スーパー業界にとってもますます厳しい状況となりそうです。

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