店舗偵察レポート

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糸魚川市 ハピー奴奈川店(ぬながわ) 3月31日オープン
旧店舗より東側 ドラックトップス等と展開


写真・糸魚川市南寺町2丁目 ハピー奴奈川店
さて、昨年から新店舗の建設を進めていた、糸魚川市のハピー奴奈川店ですが、旧店舗と隣接して営業していた衣料品店「ヤマシタ」と、新規で加わった「ドラックトップス」とで、東側隣接地に新たなショッピングセンターとして3月31日にオープンしました。ドラックトップスは4月2日オープンと言うことで、糸魚川に新たなショッピングセンターが登場しました。と言うことで、糸魚川を簡単まとめてみました。

写真・糸魚川市南寺町2丁目 ハピー奴奈川店
旧店舗を取り壊し建て直しと思いきや、隣接地への移転だったんですね。以前来た時は、この幹線は店舗前で行き止まりでしたが、東側の通りまで広い道路が突っ切って、その道に沿うようにショッピングセンターがオープンしていました。旧店舗と隣接する形で営業していた衣料品店と一緒に移転したようです。プラス、ドラックトップスがオープンしていました。

写真・糸魚川市南寺町2丁目 ハピー奴奈川店
この3店は、店舗前を屋根つき通路で結ばれていて、 天候が悪くても各店を行き来できるようになっています。ハピー側はオープニングセールと言うことで、店頭で鮮魚を対面販売していました。 わたしが最後に旧店に来店したのが、数年前にさかのぼるので、イメージは違っているのかもしれませんが、かなり市場っぽかった記憶があります。店舗自体も古く、必ずしも広くなかった記憶だったのですが、今回は市場と言うよりは完全にスーパーマーケットと言う雰囲気に一新されていました。反時計回りで青果・鮮魚・畜産・惣菜と続きます。

上越地域と言いますか、糸魚川のスーパーも鮮魚の品揃えが充実している感じを受けます。店舗にもよりますが、中越から北になると、いまひとつ刺身の種類や丸ものの種類も限定されてきますが、地元に漁港があるためか必然的に豊富になるのかなと感じました。

青果・鮮魚と比較すると、畜産・お惣菜が少しボリューム感に欠けたように感じられますが、和洋と揃っており決して悪くは無く、それだけ青果・鮮魚のインパクトがあるのかと言う気もします。レジより外側には、フラワーショップと休憩スペースが確保されています。オープニングと言うこともあるのでしょうか、鮮魚部分の対面販売も含め、大変活気がありました。

写真・糸魚川市横町2丁目 ハピー横町店
さて、同じハピーでも1キロほど西へ行ったところ。ハピー横町店です。数年前のリニューアルの際に訪れた以来でしたが、本日も変わらず営業しておりました。基本的にはハピー単体のお店です。こちらも導線は、反時計回りのお店。奴奈川店のオープニングセールの影響でしょうか、若干お客が少なかったように感じます。チラシも各店協賛と言うこともありましたが、商品の量も程よく抑えているように感じます。お店の位置としては、競合のマックスバリュに近いのですが、地元のハピーファンなら週末は奴奈川店、平日は横町店を使い分けるのでしょうか。駐車場が店舗側に傾斜しているところが、何となく愛嬌があって好きです。

写真・糸魚川市寺町1丁目 ナルス糸魚川店
糸魚川駅の真ん前ではありませんが、ほぼ駅前と言いましょうか、駐車場から駅のホームが見えるお店です。こちらも特に大きな変化は無く、堅実な売り場となっておりました。ハピー奴奈川店とは、北陸本線を挟んで約300メートルほどですが、奴奈川店の周辺は比較的新しい住宅地に隣接していますが、こちらのナルスは駅沿いと言うこともあり、どちらかと言うと中心市街地に位置し、周辺は昔からの住宅が多い地域です。中心市街地の西側はハピー横町店、東側はナルスと言う住み分けがされているようです。

それにしても、4月から発足した持ち株会社・原信ナルスホールディングス。 もちろんそれをPRする店内放送と、掲示物等は原信と同じ。チラシも上越市内の店舗を含めて、原信とナルスの協賛セールとなっていました。畜産や鮮魚の商品作りはナルスらしく丁寧でいいです。しかし、 惣菜売り場の品揃えがなんとなくですが、 原信に似てきたと思うのは単にトレーが同じだからなんでしょうか。書き忘れましたが、ハピー奴奈川店の床面もそうなのですが、ナルスの床面も輝く石らしき物質。ナルスの場合、比較的新しい店舗の床面は石らしきものを使用しており、県内でナルス以外ではあまりお目にかかれない床面であります。

写真・糸魚川市南押上3丁目 原信糸魚川店
市街地東側。北陸本線を超えた住宅地の一角。郊外と言いますか、山間部の地区へつながる道路に沿っております。どうやら、この原信に接する道路の工事状況を見て感じましたが、ハピー奴奈川店の突っ切った道路と将来的につながるようです。開通すると走り方によっては、マックスバリュの前から、ハピーを通過して原信まで一本の道路で走れるようです。

中身はいたって原信でした。ハピーが糸魚川らしいと言えば、原信は新潟の平均らしいとでも言いましょうか。やはりそこはチェーン店なんだという感じです。売り場としては安定していて、安心できる雰囲気と価格ではありますが、今ひとつ地元の色が見えてこない感じもします。まあ、そこが原信らしいと言うところでもあるのかとも思います。ちなみに、こちらも原信ナルスホールディングス協賛セールを開催。ナルスの商品券等も原信で使えるようになったようですが、システムの問題上、原信ではナルスカードは使えないようです。

写真・糸魚川市上刈6丁目 マックスバリュ糸魚川店
北陸自動車道・糸魚川インター近く。市内最大といいましょうか、マックスバリュとコメリ、ケーズデンキと各専門店、パチンコダイナムが展開する糸魚川ショッピングセンター。道路に面する看板は旧ロゴのままですが、店舗側の看板は新しいロゴに架け替えられていました。

店内はまあ、ご説明するほどでもございませんが、まさにイオンのマックスバリュです。敷地内、ケーズデンキとコメリ、ダイナム以外のテナント棟は、中条のマックスバリュと同じ感じです。前者ほどの衰退ぶりは感じられず、前者よりも集客は多いように感じます。しかしながら、市内で最大の敷地面積と売り場面積ではあるのですが、地域にとって必ずしも生鮮品を販売する店舗としては、地域一番店の位置をしめているとは感じられません。生鮮品を除外して考えれば、アイテム数や複合性、営業時間等においては便利なお店と感じます。

県内のイオン他店舗と違い、商品の流通は北陸経由になっているようです。生鮮加工品なども、県内他店舗では見られない、石川・富山・福井等の加工者所在地が見受けられます。

写真・糸魚川市横町5丁目 旧糸魚川サティ跡地
2002年に閉店した旧糸魚川サティ。それ以降、このような状況になっております。閉店からしばらくして、糸魚川市に買い上げる旨、市民から要望があったようですが、いまだ実現されていないようです。4年が経過してしまったことや、周辺の状況を考えると、もはや商業施設での再開はかなり難しく、他の利用法を考えることが妥当ではと感じます。もし仮に例えば再開するならば、単独ではなく、複数店舗での展開となるのは必至です。


さて、糸魚川を簡単にまとめてみました。 全体的に見ると、 マックスバリュという郊外型ショッピングセンターが存在する中、市街地に位置するナルスやハピーが比較的、生活には身近な存在となっている感じを受けました。少なくてもナルス・原信以上に、ハピーの存在は大きいのかと思います。サティ閉店以来、今回のハピー奴奈川店まで、比較的大きな動きは無い糸魚川です。しかし、ハピー奴奈川店リプレイスによって、この限られた人口と地域の中で、客の流れがどう変わるかが、競合各店にとっては重要な部分なのかと察します。

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