にいつフードセンター 加茂五番町店 5月11オープン
旧まるよし跡・商店街小型店 今後の動向は
加茂市中心部、旧まるよし五番町店をリニューアル。5月11日ににいつフードセンターがオープンしました。物件は国土交通省「まちづくり交付金事業」を使用し、加茂市が購入。1階部分ににいつフードセンター、2階部分は市民交流センターとして多目的ホールを備えたスペースとなるようです。現在、物件の一部分、市民交流センターの工事が進んでいます。
行って来ました。
写真を見ての通り、物件の一部は現在工事中で、ひとまず店舗部分が先立ってオープンしたようです。旧まるよしが倒れてから約3年半が経過。店内は旧まるよし時代のフロアとほぼ同じです。装飾や什器、壁等は一新されエントランス部分も若干変わった感じでした。小さいながらベーカリーコーナーがあり、地元の商店街で営業している「千代田ベーカリー」がテナントとして入っています。品揃えも限られており、内容もスタンダードなパンがメインです。
青果・鮮魚・畜産・惣菜の流れ。スペースが限られているせいか、基本的な品揃え。畜産は市内の加茂店で加工された商品が陳列されてあったり、惣菜にはアウトパックの商品陳列の割合が高かったりと、あくまで最低限の基本アイテムの陳列でありました。今回はオープニングと言うことで店内加工も多かったようですが、今後は加茂店から運び込んだり、アウトパック対応にしたりと、なるべく人件費をかけないで継続していく方向でしょうか。
オープニング期間中ですが、いつもどおり人通りの少ない商店街の中での、非常に静かなセールなのでしょうか。店内も中高年の方がまばらに買い物されている感じで、商店街同様に店内もとても静かな雰囲気でした。わたしが訪れた時は、レジも3台中、2台稼動。
地域にとっては、旧まるよし以来のスーパー復活で歓迎されると思います。今後、交流センターが完成すれば、現在より少しは集客も増えることも期待されているようです。
写真・加茂市五番町 地域交流センター駐車場
問題視されていた駐車場ですが、従来の駐車場と商店街の駐車場を整備して、「加茂市地域交流センター商店街お客様駐車場」として、無料で開放していました。スーパー駐車場と公的駐車場を一緒にして混雑しないのかと言う意見も聞きましたが、商店街道路片側の路肩は30分以内の駐車は可能になっており、また加茂五番町店の物件と品揃え・立地や集客を考える限り、そう混雑も考えられないと思うので、現時点では心配はなさそうです。
写真・加茂市五番町 地域交流センター駐車場
店舗前で工事中だった新しいアーケードは完成していました。駅前から五番町の店舗前までアーケードが伸びたわけですが、店舗から東側、駐車場から郊外へ向かう部分は、まだ古いアーケードが存在しており、今後道路拡張を含めて整備される計画となっているようです。
写真・加茂市上町 加茂市商店街(上町商店街)
加茂市中心部の商店街エリアで営業している地元スーパーが数店ありますが、今回のにいつフードセンターのオープンによって、さらなる商戦が強いられてくるのでしょうか。この加茂市自体に大型店は1店舗しか存在しないものの、隣接する三条市と新潟市郊外には、郊外型大型店が進出しており、客足がそちらへ向いている現状もあります。
商店街と中心部を高齢者が安心して歩ける、また市民の交流の場として開放し、人が集うことを目的として進められている事業。その中に企業として参加し、どこまで貢献できるのか、注目されるところです。オープンしたからには、末永く営業を続けて欲しいものです。