はじめまして セサミ笹口店 6月8日オープン
パワーズフジミから業態変更 高品質スーパーへ
写真・新潟市南笹口2丁目 セサミ笹口店
5月28日をもって閉店した、パワーズフジミオリジン笹口店ですが、6月8日に「セサミ笹口店」として業態変更、新規オープンしました。物件は、パワーズフジミとして新規オープンしてから約3年半しか経っていないこともあり、改装工事期間は9日間程度でした。外装に関しては、店のロゴと看板が架け替えられ、駐車場には新たな看板が設置。店内のレイアウトは基本的に大きな変化はありませんが、内壁が落ち着いたブラウン基調となっていました。
品揃えも以前とは変わり、リーズナブルな価格からちょっと驚いてしまうような、1,000円以上もするハムとかウインナーとかも。生鮮品は以前の低価格路線、山積み売り場から一転、陳列数を抑え、単価が高い分量目も控えられており、売り場全体が落ち着いた感じ。お高い魚に値の張るお寿司、ブランド和牛にブランド豚肉。量り売りのお惣菜もグラム単価がヨロシイ感じで、100円台に慣れきっている自分にとって、200円を超えているのを見たのは久々でした。
一般食品においても、通常のスーパーではあまり目にしない調味料や香辛料、菓子やジャムなど、カテゴリに必ず一つは高品質のアイテムが並んでいました。あと、以前でしたら特価品のコーナーだった部分が、今や各地から集めた高品質ギフトに激変など。
POP類も以前の「激安黄色基調」から一変し、ベースが木目調のものやイラスト風の手書きPOPが細かく取り付けられ、大雑把な売り場からその様子も変わったように見えました。リカーコーナーもワインと日本酒がメインになり、ビールや発泡酒は品揃え程度となっています。
テナント部分のベーカリーとフラワーショップも、少し高級感ある雰囲気へと変化しました。
写真・新潟市南笹口2丁目 セサミ笹口店
さて、エブリディーロープライスから、クオリティフーズへ激変したセサミ笹口店。都市部の店舗と比べれば、まだまだ新潟モード全開のお店なのでしょうが、新潟市でも少し中心地から外れたこの地へのオープンは、今後のセサミ業態のあり方を左右するものとなりそうです。
あと、既存のセサミに使われていた「高感度食選倶楽部」の表記はありませんでした。同じセサミでも、笹口店は既存セサミの品揃えの他に、新たなアイテムも取り揃えています。確かにベースは今までのセサミですが、明らかに今までのセサミとはまた違う雰囲気でした。
この地において、お互い競い合っていたウオロクとフジミ。しかし、本日を境に高品質のセサミ、庶民派のウオロクと線引きができ、上手く住み分けができるのかも注目されますが、果たしてフジミが、セサミ事業部を上手く舵取りし切れるのかも注目されているところです。