店舗偵察レポート

店舗老朽化のため、2月20日をもって閉店したジャスコ村上店ですが、旧店舗解体後の地盤調査で、土壌に環境基準の2〜30倍の鉛が含有されていることが明らかになった6月以降、建設工事がほぼストップした状態になっています。9月末現在でも、いまだに盛り土が見えるだけで、「夏オープン!!」となっていた告知看板も、文字部分が「オープンご期待ください!」に貼り替えられています。大店立地法・変更届出には、変更年月日8月14日となっていましたが、現在の進捗状況を見るに、工事再開は大幅に遅れ、オープンは来春以降となりそうです。

この土地には、1973年にジャスコ村上店が出店しますが、それ以前の1969年5月末まで中外鉱業・村上精錬所が操業していました。1983年の村上市の環境調査で、周辺の井戸からカドミウムなどが検出され、毎年調査しているようです。村上市は「地下水を飲用しない限り、近隣住民の健康に与える影響はない」としていますが、イオンは土壌調査後、土壌改良を行った上で、店舗建設工事を再開するそうです。