ダイエー新潟店跡 ラブラ万代 3月2日オープン
約1年3か月ぶり ようやく営業再開へ(行って来ました・偵察編)
写真・新潟市万代1丁目 ラブラ万代(東大通側)
■ラブラ万代サイト
http://www.lovela-bandai.com/
■万代シテイサイト
http://www.bandaicity.com/
…言い訳
オープン当日夕方に行きましたので、写真が夜になっています。外観はオープン前とほとんど変わりがございませんので、ひとまず
「告知編」で残しておきました。オープン当日撮影と言うことでご理解いただければ幸いでございます。
…と言うことで行って来ました。
久しぶりに客足が戻った万代シテイ。自分が訪れたのは、3月2日夕方から夜にかけてですが、中途半端?な時間なのか、街も店内もそれほど混雑はしていませんでした。今回、ラブラ万代オープンにともない、ラブラへ移転したテナントが幾つかあった、同シテイ内のビルボードプレイスと言う若者向けのビルも、空いたフロアを埋めきって同日、リニューアルオープンしました。ただ、紀伊國屋書店が抜けたビル、及び新潟アルタは夏までにリニューアル予定となっていますので、完全に街が元の姿?を取り戻すには、若干時間が必要なのかと。
一時的にしろ前日までは、本屋もなければCDも買えない街となっていましたが、ここで一気に街が復活したようです。昨年の冬、NPOの方たちがこのダイエー跡前で野菜を売っていた光景を思い出しましたが、今となればそれもまた遠い思い出です。
■ラブラ万代の外観
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「告知編」だと分かりますが、ダイエー時代は真っ白だった壁が塗り替えられ、店舗写真左上に箱看板(ダイエーの半月マーク)がありましたが、撤去されて逆に右側上部に「Loft」のロゴが置かれました。あと、以後の写真をご覧頂ければ分かりますが、グラデーションのようなイメージカラーを側面に貼ってあります。以前は、周辺にブランドショップが出店しているのに、ダイエーだけが昭和の香りを漂わせたまま、ノスタルジックな雰囲気をかもし出して?おりましたが、今回をもってかなり垢抜けた印象です。ダイエーが抜けてラブラがオープンしたことで、街のイメージはこんな新潟でも多少は都会的な都心的な雰囲気になりましたので、客層は一気に若返るのでしょうか。
写真・新潟市万代1丁目 ラブラ万代(東大通側)
■ラブラ万代の内装
- トイレ、エスカレーター、エレベーター、階段、エントランス等以外は、ほぼ原形をとどめていません。…とどめていませんと言うか、店舗が長方形なので形自体とメイン通路の位置は変わらないのですが、内装は全て塗りなおされ、そこにもはや昭和の香りはなくなっていました。唯一、階段やエスカレーターの手すりはほぼそのままでした。
- 全体的に30代〜40代をターゲットにした売り場と言うことでしたが、実際は20代くらいの年代も取り込んでいるのかもしれません。それかそれ以下は、新潟アルタの客層になると思われますが、少なくても食品売り場以外は、かつてのダイエーの客層はまったくもって外れる形になったようです。内装も必然的にかなり垢抜け変化しました。
写真・新潟市万代1丁目 ラブラ万代(東大通側)
■ラブラ万代の各階
ハッキリ言いまして、郊外店で安く上がる?生活をしている自分にとっては、ラブラ万代の場合、他のブランドショップはどう目を凝らしてもその差が分からず、本質的に食品売り場しか目が向かない自分がおりますので、上層階部分はかなり割愛させていただきます。ラブラ万代サイトのフロアマップを参考にしていただくと、ご理解できるのかと思います。
- 6階 紀伊國屋書店(全フロア)
移転する前の店舗は、とにかく狭くてすれ違うのも大変でしたが、一気に通路が広くなって、かなり大人の雰囲気になりました。どうやら有名デザイナーがデザインした店舗のようです。確かに上階は天井が低いのですが、照明等で高く見せているのかと。
- 5階 ロフト(全フロア)
エスカレーターでこの階へ入ると、フロア全体がロフトのカラーでした。ダイエー当時の面影はみじんもありません。ただ、新潟の場合はワンフロアしかないので、首都圏の店舗と比較すると、全体的にかなりコンパクトにまとめてあるなと感じました。
- 4階 ユニクロ、ヴァージン・メガストア、靴屋と美容室。
靴屋と美容室はフロア一部分を使用しているので、フロアのほぼ半分ずつがユニクロとヴァージン・メガストアで占められています。各店内をエスカレーター周辺から見渡せるようにするためか、エスカレータに沿ってユニクロとヴァージン・メガストア側通路が曲線になっていています。ユニクロは白基調。ヴァージン・メガストアは赤黒基調。
- 3階 インテリア雑貨&カジュアルファッションのフロア
…この辺は分かりません。自分の印象としては、女性向けのこじゃれたきれいな店が連なっている感じです。もちろんダイエーの名残はございません。こちらも都会的。
- 2階 レディスファッション
…この辺も分かりません。ただ、イタリア料理店が入っていました。こちらも都会的。
- 1階 メンズ&レディスファッション
まさにメインとなるわけですが、メンズと言ってもほぼレディスなお店ばかりでした。かつてはだだっ広くて、すすけた薄暗いダイエーがそれでしたが、やはりその姿はどこにもなく、今となっては白を基調にした都会的な売り場がそこにありました。
写真・新潟市万代1丁目 ラブラ万代(バスセンター側)
- 地下1階 イオン(全フロア)
「なぜ店名が、ジャスコでもなくマックスバリュでもなくイオンなのか…」
真相は分かりませんが、この物件に出店するにあたり、「ある程度高品質」の売り場作りが前提となった。ただ、それに従来の業態が当てはまるものがなく、「では店名をどうするか?」「イオンそのまんまでいいんじゃない?」…と言う会話があったかは不明ですが、単に「イオン」と付した店舗は、めずらしいスタイルなのかと思います。
実際行ってみると、かつてのフードコートは全て取っ払われ、高級酒も並ぶリカーコーナーとなっていました。ダイエー当時に営業していたシュークリーム屋も、場所を変えて復活となったようです。あと一角にホテル新潟の惣菜コーナーもあったりと。
基本的に導線はダイエー当時とほぼ同じですが、青果部分の凹部分がパン工房とイートインになっており、突き当たりの鮮魚売り場までが惣菜売り場になっています。やきとり、焼き魚、弁当、おはぎ、お惣菜などそれぞれがテナントのように配置されていますが、よくよく見ると全部イオンの売り場で、側面上部に「READYMEAL」と書いてあります。鮮魚と畜産は従来の位置で畜産部分に対面コーナーができていました。
以前は畜産の次が惣菜だったのですが、その周辺は元の壁と飲食店部分を取っ払って冷食コーナになっています。よくよく見ると青果がありませんでしたが、メイン導線からはずれた惣菜の反対方向にありました。惣菜とカットフルーツで丁度組み合わせが良いようです。全体的に見ると、生鮮より惣菜やお弁当などの比率がかなり高くなっているようです。また、それらも買い回りしやすいレジ付近にまとめられていて、噂のセルフレジ4台に一番近い位置になっています。「弁当とサラダとジュースを買って、セルフレジ」「お菓子とフルーツを買って、セルフレジ」の流れになるよう考えられているようです。セルフレジは自分でスキャンする形ですが、基本的には1点か3点くらいの買い物であれば、OLのお昼買い物の時間短縮になるのかもしれません。
「イオンであってジャスコではない」
イオンの内装は主に、クリーム色とブラック。什器がブラックと全体的にとても落ち着いた雰囲気。おそらく店員がイオンのジャケットを着ていなければ、ざっと見はイオンの店だとは思わないかもしれません。1階から階段を降りると、イオンカードの勧誘スペースがあり「ああやっぱイオンなんだ」と思います。
ただ、トップバリュも陳列されていますが、トップバリュを前面に出すような販促物は見受けられず、POPに記されているにとどまっています。POPなどや生鮮品の陳列を見ると、どう見てもジャスコではあるのですが、品揃えを見るとその中にも、通常ジャスコでは取り扱わない品質のものも陳列されています。「イオンと言っても、イオンであるジャスコと大差はないだろう」と思っていましたが、各所に微妙な違いが多く見受けられるので、全体的に見ると結果的に「ジャスコではないイオン」となるのかもしれません。そう考えると、これが「イオン」なのかもしれません。(文章が意味不明ですが)
「本当に高品質スーパーなのか」
…と言っても、これは自分が勝手に書いているので、「高品質の商品も取り扱うスーパー」の言い方が正しいのかもしれません。たぶん、年齢問わず集客できるのではなかろうかと。ただ、今後の動向で、売り場も変わっていくのかもしれません。
「マークはイオン」
と言うことで結果的に、買い物籠のロゴを初め店内のPOPや販促物表記は「イオン」になっています。エレベーターの扉がSinging AEON♪マークになっていました。
写真・新潟市万代1丁目 ラブラ万代(バスセンター側)
■ラブラ万代の今後
自分としては2年後を一つの目安にしています。その時点で、おおむねそれが結果なのかと思います。上階は分かりませんが、イオンに関してはもう少し、売り場を変えていくのではないかと。まあ、ここに限らず店は蓋を開けてみないことには分かりませんので…。
写真・新潟市万代1丁目 ラブラ万代(バスセンター側)
写真・新潟市万代1丁目 ラブラ万代(バスセンター側)
写真・新潟市万代1丁目 ラブラ万代(バスセンター側)
写真・新潟市万代1丁目 万代シテイ(奥がラブラ万代)