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リバーサイド千秋 4月20日オープン(17日プレオープン)
アピタ長岡店と120の専門店


写真・長岡市千秋2丁目 リバーサイド千秋(東側)
■リバーサイド千秋 http://riverside-senshu.com/
アピタ長岡店を核としたショッピングセンター「リバーサイド千秋」。とうとう4月20日オープンとなり、周辺住民へのお披露目をかねて、17日にプレオープンとなりました。七転八倒、紆余曲折、海千山千あった「千秋が原」。あのすすきと草むらしかなかった旧河川敷が、区画整理と郊外店出店、そしてアピタ出店によってまた大きく変わるようです。

リバーサイド千秋(西側)
プレオープンとグランドオープンに行って来ました。
両日とも店内の様子はほぼ同じでした。ただ客数と周辺の混雑の差がかなりあり、プレオープンの方が落ち着いて見れました。ひとまずリバーサイド千秋の公式サイトをご覧いただき、テナント及びフロアマップを見ながら読んでいただければと思います。

リバーサイド千秋(東側)
外装の基調であるグリーンは、この周辺の街灯や向かいの看護学校の色合いともに、非常に似ているので、外観を合わせたようです。新潟県内で同じモール型ショッピングセンターとして知られているのは、新発田市のイオン新発田ショッピングセンターですが、イオンが近未来的?であるのならば、リバーサイド千秋は現代的と言いましょうか。テナントのロゴ等が側面に散乱していないので、スッキリして見えます。その点からでしょうか、施設は大きいもののかなりシンプルでコンパクトに見えます。

リバーサイド千秋(東側)
店内は…最近のイオンモールとほぼ同じレイアウトです。モール部分は2階が吹きぬけになっていて、それに沿うようにテナントが軒を連ねています。床もじゅうたん張りですし、1階も2階も20代から40代の女性を中心にした、雑貨や衣料品などのテナントがほとんどです。店内の装飾や色合いや照明等が、イオンモールに比べると落ち着いています。モールの突き当たり付近はくまざわ書店など。モールは若年層をターゲットにしていますが、アピタ衣料品売り場はそれより多少上かと。大まかに分けると婦人、紳士、子供。それ以外は、他テナントに振った感じです。上の写真、2階部分がテラスになっていますが、それに面して飲食店街があります。1階にも飲食店街はありますが、分類としては1階がレストラン街で営業時間も夜22時までと、直営売り場より閉店時刻が1時間遅くなっています。2階は軽食系でしょうか。

リバーサイド千秋・商品搬入口(北側)
1階のレストラン街は通路が蛇行していて、照明も暗く落としてありモール部分と雰囲気が違います。こちらも若年層には楽しめそうです。その他の1階部分はアピタ食品売り場に近い場所の、モール通路の裏側でATMや長岡市のサービスセンター、クリーニング店やカメラ屋など、日常生活に必要なサービス街となっていました。市のサービスセンターでは、主に戸籍、住民票、印鑑登録、パスポート申請の手続きが行えるようです。アピタの食品売り場は…まあアピタでした。新潟亀田店や新潟西店と差ほど変わらない気もします。日用雑貨等も品揃えされていますが、基本的なもの以外は他テナントに振っているようです。

リバーサイド千秋(北側)
施設としてみると、長岡市内にはモール型ショッピングセンターでは、リバーサイド千秋が初ですし、秋にはシネマコンプレックスもできて建物と直結しますので、「まとめて買い物する施設」よりは「買い物を楽しむ・遊びに来る・食事に来る」方向のようです。長岡市内、多くのロードサイド店がありますが、地域的に散乱していますので、一つの年齢層を特定した場合は、一箇所で「楽しめる」のかもしれません。

リバーサイド千秋(西側)
アピタはアピタ本体で営業してる新潟亀田店や新潟西店と比較すると、やはりインパクトは少ないですし、イオンモールにしてもイオン本体の売り場はかなりコンパクトになっています。あくまで「リバーサイド千秋」と言うモールの中に、「アピタもある」だけなのかと。

リバーサイド千秋(西側)
リバーサイド千秋の立地としては、平日でも夕方はある程度は集客が見込めそうな感じですし、食品売り場やクスリのコダマなどは、エントランスから近い位置にありますので、ピンポイントで来店しやすいのかもしれません。ただ「食品」だけを切り取って見た場合、周囲には原信やウオロクなどの競合も多いわけで、しかも長岡は原信の地元。果たしてどこまで食い込めるかも重要なのでしょう。その点、当事者は意識しているのか、現時点で差別化しているのは、原信とウオロクが不足している惣菜売り場の品数の多さと内容の充実でしょうか。

リバーサイド千秋(西側)
交通機関としては、市内巡回バスの停留所が設置され、長岡駅からのアクセスは車以外でも来店が楽なのかもしれません。車での来店で、大手大橋西詰め交差点からは、右折しないとリバーサイド千秋へは行けなかったのですが、交差点の改良工事が行われ、リバーサイド千秋、日赤病院などの通りへは、交差点で右折しなくてもよいように、専用の左折フリーレーンが設置されました。広い目で見ると、あれやこれやと、至れり尽くせり。日赤病院への渋滞緩和策と、大手大橋の拡張工事と平行して、交通渋滞を考えた策なのでしょうか。

リバーサイド千秋(西側)
写真左は建設中のシネマコンプレックス。それと目立ったのが「右折禁止」の注意書き。よくよく見ると、駐車場入り口と言いますか、リバーサイド千秋のいずれの出入り口も、右折進入が禁止のようです。なので店舗に面した車線を走らないと、店舗の周りを永遠にまわり続けることになるようです。駐車場から出る場合も、基本的に右折禁止のようですので、必然的に日赤病院側の渋滞がいくらか緩和されるのかもしれません。

リバーサイド千秋(南側)
写真右隅にジャスコが見えます。このリバーサイド千秋のオープンによって、場合によってはごっそり客が移動してしまう危機感もあります。正直、ジャスコだけではなく、駅周辺の市街地のことを考えると、こんな近距離にこれほどの施設を作ることを許可して、これで本当によかったのか?と言う気もします。ただ、それは今後の運営次第で、両者とも立場が変わる場合もまったく無いわけではありませんので、ひとまずは見守りたいと思います。

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