モール型ショッピングセンターと市街地店舗の狭間で
売り場濃縮で細かい売り場作りか
写真・北蒲原郡聖籠町蓮野 PLANT4聖籠店
久々にPLANT4聖籠店へ行ってきました。昨年は売り場を圧縮して、宮脇書店がオープンしたことをお伝えしましたが、閉鎖されていた旧資材館にも昨年11月に生活雑貨セリアがオープン。PLANTの売り場全体は濃縮され、とにかく地元新潟に根付こうと、新潟市や新発田方面の老舗スーパーやモール型ショッピングセンターと差別化した売り場作りとなっているようです。
昨年は、PLANT4聖籠店のほか、県内スーパーセンターの多くが売り場圧縮を行った年でした。今年はモール型ショッピングセンターとそれらを巻き込んだ商戦の影響が、小売店を中心に具体的な形で売り場や企業の体制変化として、表面化してくる年であると感じます。
それらに加え、食品スーパーの市街地出店志向やホームセンターの充実など、その狭間でスーパーセンターの位置付けが、さらに厳しい状況になっています。最近では「アイテムの多さ」だけでは通用できないと知った上で、「買いまわりのし易さ」に加え「細かいニーズ」に応えようと努力をしている面を、売り場で垣間見ることも多くなりました。今後、各社においても新規出店は厳しい状況ですが、せっかく新潟に出店した以上、顧客も得ているはずですので、既存店の底上げと、さらなる売り場の充実を期待したいところです。