〜不定期・プチ店舗巡り【4】〜 県央サティ
JR燕三条駅近く ワーナー・マイカルなど
写真・燕市井土巻3丁目 県央サティ
JR燕三条駅・燕口側近くで営業している県央サティ。1991年4月に当時の新潟ニチイ(のちマイカル新潟・現マイカル)が、県内初のサティ業態としてオープンさせた店舗。燕市街と三条市街の中間に位置し、現在では県央地域の中心商業施設としての役割を果たしています。
1982年に在来線の弥彦線と新幹線が交差する地点に開業した燕三条駅の周辺は、国道8号線や北陸自動車道・三条燕インターチェンジに接する交通の要となる地域。1980年代後半に、広大な水田地帯は区画整理によって整備され、県央サティのオープンを皮切りに、現在まで大型商業施設や専門店が立ち並ぶ商業エリアへと変化しました。
JR弥彦線側エントランス
エントランスは燕三条駅の通り側に2か所とJR弥彦線側とになりますが、別棟の立体駐車場や平面駐車場と接する弥彦線側がメインとなります。ワーナー・マイカルや別棟の立体駐車場は、サティ本館とは市道を挟んだ隣接地にそれぞれ増設されたため、連絡通路がありません。おそらくオープン当時は、先を見込んだスペースを確保していたのでしょうが、現在となっては、手狭さや不便さを感じる半面、一定の集客を得ている表れかもしれません。
本館の1階は食品フロアや飲食店、銘店や貴金属店など。2階は衣料品フロアで、直営の紳士・婦人服売り場と専門店などのテナント。3階はキッズ専門店やおもちゃ売り場、生活日用雑貨など。競合としてはジャスコ三条店となりますが、比較的に小型店舗であり、別棟の食品館が主力となっています。市街地が連なる三条市と燕市の人口を合わせると約20万人ですから、サティ以外にも同規模の競合が数店舗あっても不思議ではありませんが、市街地化によって開発できる用地が限られていることや、モール型商業施設などが出店した新潟市と長岡市の中間地点ということもあり、現在まで同業の新規出店はありません。
ワーナー・マイカル・シネマズ県央
ジャスコとサティ、イオンとマイカル。「昨日の敵は今日の友」…。ことわざの本来の意味とは少し違いますが、イオン化されていく売り場を眺めていると、ふとそんなことを思います。