店舗偵察レポート

三条市中心部を流れる五十嵐川南部の市街地、通称・嵐南(らんなん)地区で営業している「よっかまちショッピングセンター」。原信四日町店とダイソーが核となり、美容室やリラックスルーム(楽凛)、クリーニングニューワタナベや菓子店、野島書店などで構成されています。

同地区の1キロ範囲で、地元スーパーのあいでんは本成寺店と北四日町店が、古くからの市街地側で集客を得ている中、よっかまちショッピングセンターは、市街地郊外の国道8号線と接する嵐南バイパス沿いに位置し、比較的広範囲からの集客があるようです。嵐南バイパスは周辺に地場産業の事業所が多く、郊外へ続く幹線道路とも交差しているので交通量も多く、沿線にはロードサイド店が連なっています。

◎よっかまちショッピングセンター
正面エントランスを中心に、向かって左側が原信で右側がダイソーなどのテナント街。施設の半分はおおむね原信となり、導線は時計回りでカラシンカフェ、青果・鮮魚・総菜・畜産・乳製品・リカーなどでレジは11台ほど。店内は近年、全面リニューアルを行っていて、2009年頃まで使用していたクリーム調の内装スタイルとなっています。テナント街の大半がダイソーのフロアですが、オープン当初は複数の店舗で細分化されていた記憶があります。また、隣接地にはクスリのコダマ、嵐南バイパスを挟んでコメリとアテーナが営業しています。

原信が設置者となるショッピングセンターで、ショッピングセンター名が外壁などで箱文字となっているのは、あまり見かけない気がします。燕市の吉田店で箱文字が「superstore Harashin」となっていますが、他の店舗では駐車場の誘導看板などに記している程度かと。

◎あいでん本成寺店
生鮮市場と冠していることもあり、生鮮比率が高く、特に青果と鮮魚は売り場を広く取っています。導線は時計回りで青果・鮮魚・惣菜・畜産・リカーの流れ。レジは6台ほど。確かに市場に近い雰囲気で、手作り感のある売り場でしょうか。お惣菜の存在が薄いような気もしますが、一般食品の段ボール積み販売などもあり、ディスカウントショップにも近いかもしれません。敷地内にベーカリーショップも営業していて、徒歩で来店する方も見かけました。

そのほか、嵐南地区にはマルイ本成寺店などが営業。平均的な原信の品揃えに対し、高品質などの品揃えで差別化しようとしている感じもありますが、実際はポイントサービスをメインに、隣接するドラッグトップスとの利便性で集客を狙っているようでもあります。各店舗とも近距離なので、週末は各店を良いとこ取りでハシゴする人も少なくないのかもしれません。