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2012.11.10更新

バロー下門前店 11月8日オープン
バロー県内2店舗目 きらめきタウン門前


写真・上越市下門前 バロー下門前店
■参考記事 バロー下門前店(仮) 建設工事進む
上越市の関川東部下門前土地区画整理事業地内(きらめきタウン門前)で店舗建設が進んでいたバロー下門前店ですが、11月8日にオープン。計画では今冬オープンとなっていましたが、年末商戦を前に出店体制が整ったようです。周辺は北陸自動車道・上越インターチェンジを中心として、イオンなどの大型商業施設が集積し、近年では宅地化も進んでいる地域。上越店が2008年4月にオープンしてから約4年半。ようやく2店舗目が動き出しました。

商圏としては、国道8号線の南側に広がる新興住宅地を中心とした地域で、下門前店はその中での普段使いのお店という位置づけでしょうか。ただ、上越インターチェンジ周辺が上越地域の交通の要なので、結果的に広範囲からの集客も見込める環境でもあるようです。
店内の導線は時計回りで、青果側に切り花と地元ご近所の野菜コーナーと銘店・鮮魚・畜産・寿司・弁当・惣菜・乳製品・パンの北欧倶楽部・お酒の流れ。レジはサービスカウンターを含め13台ほど。テナントは店舗併設のクリーニングのヤングドライ。オープン告知のテレビコマーシャルも事前に流れていたためか、上越店規模のモール店舗がオープンしたと思いこんで?来店したと思われる客の会話も聞こえましたが、至って一般的なバローの新店。

外装内装の雰囲気も"おおまか"に言えば上越店と同系。売り方もエントランス側でのカップ麺の大量陳列や、Vセレクトが多くを占める売り場、わさび抜きの寿司、セルフ式?98円均一のパンの北欧倶楽部、製造元で西日本を感じる各商品群など、バローそのものでした。
原信ナルスなどと比較すると、刺身や寿司、県内産肉、手作り総菜などで軸を取る売り場ではなく、あくまでアイテム数の多い、自社ブランドの「Vセレクト」を軸としている点は、地元勢であるCGC各店よりは徹底しています。逆に言えば、Vセレクトを除いてしまうと、生鮮品自体にはあまり特徴と地元色の(少)ない、一般的な食品売り場という感じもしますが、Vセレクトあってこそ?のバローなので、Vセレクトと中部地方の商品が買える店として考えれば、CGC地元勢で占められた地域で、新しい選択肢が増えたことになるような気もします。
競合としてはイオン上越店やイチコ直江津店のほか、原信ナルス各店となります。イオンはトップバリュ、イチコは各生鮮部門での自社ブランドとそれぞれ軸がありますが、原信ナルス各店は、「バローからVセレクトを抜いてしまった店」に近づきつつある(一部店舗もある)ので、地元勢としてはぜひ頑張っていただきたいなと…。バローに対して言うのなら、仮に今後、新潟県内に店舗数を増やしたいのであれば(上から目線)、長期戦で考えて、生鮮をもっと強化したうえで、同規模店(または小型店)を地元勢の隙間に入れ込んでいくことも、また一つのやり方とも感じます。おそらく、20年くらい営業を続ければ、県民も地元勢として受け入れるのかと思います。

北側は9月にオープンした幸楽苑

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