店舗偵察レポート

5月10日に自己破産申請した旧パワーズフジミ店舗のうち、西区の寺尾台店跡ですが、6月27日にマルイ寺尾台店としてオープンとなり、営業を再開しました。寺尾台店は佐渡店とともに破産申請直前の5月6日に閉店し、翌日の7日付けでマルイに譲渡されていました。
■参考記事／パワーズフジミ　自己破産申請　事実上倒産へ

内外装とも既存店と同様のカラーで全面一新。導線は時計回りで青果・鮮魚・惣菜・畜産・日配品・飲料水・リカー・フラワーの流れ。売り場面積が限られているため、日用雑貨等の品ぞろえは最低限とし、生鮮3品と惣菜およびリカーを充実させた売り場とでもいいましょうか。地場野菜や村上牛のほか、通路中央のお惣菜バイキングなど、少し見栄えがする商材も並ぶようになり、かつて高品質の品ぞろえを謳った、旧セサミの雰囲気が戻ったような印象かと。まあ、基本的にはマルイそのものの売り場ではあるのですが、地域の特性や現在に至る店舗の経緯などを踏まえた売り場づくりと品ぞろえを意識したのかなと感じます。

…あまり書きたくありませんが、この寺尾台店でも旧パワーズフジミ最期の末期的な売り場を見ていたので、商品で埋まり切った売り場を見ると正直ホッとしたというか。ご年配の客層も多くみられるので、2度あることは3度無いように、末永く営業を続けてほしいなと。