店舗偵察レポート

5月10日に自己破産申請した旧パワーズフジミから、リオン・ドールコーポレーションが譲受した店舗のうち、西区の寺尾朝日通店跡ですが、リオン・ドール寺尾店として7月31日にオープンとなり、営業を再開しました。周辺は新潟市西部の住宅街で、店舗より2キロ範囲にはイオン新潟青山店や新潟西店のほか、アピタ新潟西店や清水フードセンター小針店などが営業しています。
■参考記事／パワーズフジミ　自己破産申請　事実上倒産へ

外壁はリオン・ドールの既存店で使用されているカラーに塗り替えられました。店内は旧パワーズフジミ当時の導線に沿い、内装は旧店のレンガ調を生かしつつ、カテゴリーロゴを新店仕様に変更。そもそも、築年数が10年程度のうえ、パワーズフジミオリジンと題した高品質業態の店舗だったということもあり、床の減り具合が多少気になるものの、新旧が融合して高品質っぽい雰囲気は出ているのかと。品ぞろえも銘柄肉や銘店のスイーツなど、各売り場のポイントで抑えるなど、地域のニーズに合わせた売り場になっているでしょうか。

導線は反時計回りで、青果・鮮魚・寿司・惣菜・畜産・乳製品・飲料水・冷凍食品の流れ。目にとまった点は、鮮魚通路中央での魚の一本物販売や、惣菜のスープバイキングや弁当、畜産の山古志和牛など、平ケースや販売台を使い、売り場にボリュームと鮮度感を出しているところかと。レジは通常8台ほど。酒類の販売は8月初旬との告知がありました。

オープニングセール中の鮮度と品ぞろえを、セール終了で終了させないことを望みますが、周辺は住宅街ということもあり、一定の集客は得られるのかと。同じ旧パワーズフジミの居抜き出店であるマックスバリュ7店舗のスタートよりは、恵まれていたのかなと感じます。