店舗偵察レポート

新発田市の新発田南バイパス沿いで店舗建設が進んでいた原信西新発田店(パテオ西新発田)ですが、9月12日オープン。イオンモール新発田の500メートルほど西側の立地で、JR西新発田駅から近く、周辺の宅地開発も同時に進められていました。敷地内にはドラッグトップスのほか、サンキやユニクロ、カットファクトリーなど、9月末頃まで順次オープン。今後は牛角の出店も予定されています。なお、原信にとっては新発田市初出店となります。

2キロ範囲とその周辺には、イオンモール新発田、ウオロク住吉店やコモ店(コモタウン)など営業していますが、当地が市街地の西隅となっているので、攻勢としてはやんわり？と一手を打った感じでしょうか。ただ、イオンやウオロクが得ていたであろう、敷地北側の住宅街や、市南部郊外からの集客も取り合う位置関係であり、厳しい状況は変わらないようです。

原信は内外装とも、近年の新店や改装店と同様のスタイルでクールな雰囲気。導線は反時計回りで、ハラシンカフェ、寿司と惣菜とともに青果とフラワーは平行、水産、畜産、日配品、冷凍食品、リカーの流れ。レジは通常10台ほど。レジ向かいにはボン・オーハシや地元の和泉屋などの銘店や電子イオン水、銀行ATMなど。そして新店を巡回するおなじみ？のロングホーンの鐘が鎮座。店舗としては、いつもの原信の新店という感じかと。

ショッピングセンター全体としては、各店舗棟をつなぐ「プラザ」が設けられていて、レンガ敷きの歩道、緑地帯やキッズパークが配置されています。各棟が一直線に並ぶ、一般的によく見るショッピングセンターとは異なり、空間が演出されているのかと。

なお、サンキとユニクロは、いずれもコモタウン付近より移転となります。コモタウンが新発田市最大級のショッピングセンターとしてオープンした1998年当時は、水田が広がるのどかな駅前でしたが(ある意味、今ものどかですが…)、今となっては客動向も、当地や新発田インターチェンジ付近の郊外型大型店に分散しているのかと。