店舗偵察レポート

西区のJR内野西が丘駅近くで店舗建設を進めていた清水フードセンター西内野店ですが、11月19日オープン。店舗新設としては2004年10月、中央区に出店した西堀店以来、11年ぶり。店舗西側には県立新潟西高校が立地。2キロ範囲には、原信内野店やいちまん内野店などの競合店はありますが、いずれも小型店となっています。

清水にとって久々のオープン…と言うより、もはや西堀店オープンの記憶もありませんが、長年塩漬け？にされていたこの地に、ようやく西内野店が出来たのかと。外装は原信カラーかと思わせつつ、既存店と同様にエントランス部分の円形を少し緩やかに再現しつつ、オレンジとグリーンのラインを入れたのかと。内装はクリーム基調で、什器はグリーン基調。カルプ文字のベースが木目カラーと、質素な装飾ではあるものの外光を取り込みつつ、明るく開放的な雰囲気なのかと。店内導線は時計回りで、イートイン、寿司、惣菜とともにフラワーと青果は平行、日配品、乳製品、畜産、水産、冷凍食品、米、リカーの流れ。レジは通常8台ほど。ベーカリーはなく、清水単独の店舗となります。鮮魚において側面が傾斜していて、バックヤードがガラス張りとなっている点が導線に動きのある箇所かと。基本的には清水フードセンターのPB、新潟市曽野木地区の野菜が並ぶなど、既存店に見る清水らしい売り場となっていました。店舗隣のモンファインクリーニングもオープンとなりました。

イオングループ傘下となったことで、トップバリュのヌードル、パスタ・スパゲティ、ポテトチップをいわゆるゴンドラのエンドとやらに、それぞれ全面で展開していました。オープニングチラシにも「イオンのトップバリュ新登場!!清水フードセンターはAEONに仲間入りしました」との文字と共に、前記のトップバリュ商品を掲載。また、西内野店以外、11月19日付の各店共通チラシには、「清水フードセンターはAEONに仲間入りしました」との文字も。10月14日の報道記者会見以降、いよいよ顧客に対して正式なイオングループへの傘下宣言となりました。他の既存店数店を見た限りでは、WAONが使えるとか、外壁にAEONロゴが付いたとか、トップバリュが並んだという変化はありませんでした。そもそも、独自のポイントカード「スマイルカード」で電子マネーサービスを開始したのが今年10月からで、まずは手始めにトップバリュを西内野店から…と言うところでしょうか。(他の既存店で導入済みでしたら、ご指摘ください)

1キロ範囲内で営業している原信内野店。今では数少ない原信の小型店で、新潟市内では最年長。商圏周辺には同社の新規出店はあったものの、長らく他社同規模の出店は見られませんでした。売り場面積としては、清水フードセンター西内野店の方が広く、品ぞろえも多くなっています。

2キロ範囲内で営業しているいちまん内野駅前店。JR内野駅前から100メートルほど西の立地。小型店ながらも、鮮魚や総菜などを中心に年配層に向けた品ぞろえになっています。イートインならぬ、"あの"ファストフード「みかづき」を併設するなど、コアなファン？は多いような印象かと。