店舗偵察レポート

店舗改装のため、一時閉店していた原信五泉店ですが、2月20日リニューアルオープン。五泉市中心部に接する立地で、原信とコメリホームセンターを中心として、ケーズデンキやドラッグトップス、さんぽう亭やごちそう回転寿し栄助、ダイソーなどが集積。周辺1キロ範囲には、キューピット五泉店・三本木店。2キロ範囲には魚さいとう五泉店、3キロ範囲にはウオロク五泉店などが営業しています。周辺には五泉市役所などの公共施設や、医療施設も立地し利便性も良いのかと。

店内は最近の新店スタイルに一新。導線は反時計回りでハラシンカフェ、青果、水産、寿司、弁当・惣菜、畜産、日配品、冷凍食品、リカーの流れ。レジは通常9台ほどで、向かいには銘店やイオン水など。新店スタイルと書きつつも、青果と惣菜を並行としたレイアウトではなく、惣菜を奥に配置したり、大きなガラス張りとなった各バックヤードなど、目の引くポイントはいくつかありました。

青果エントランス真正面に「百果百菜(ひゃっかひゃくさい)」と題した地場野菜を押し出し、中華料理をコーナー化したネーミングがそのままの「五泉中華街」を加えてボリュームをつけた惣菜売り場。タレにこだわったであろう焼き鳥や手羽先甘辛揚げ、店内調理の焼魚・煮魚の魚菜(うおさい)、どうしても前面で押したい柔らかロースとんかつに、スタミナ焼き餃子etc..新潟港直送鮮魚を並べた平ケースには「五泉鮮漁丸」なるネーミングに、本当にそんな船は実在するのかと突っ込みを入れつつも、細かいブランド化と販促を加えた細かい演出は、なるほどねと感じました。

敷地内に飲食店があるにも関わらず、惣菜と弁当、寿司を充実させ、広いイートインを確保している点では、もはや意図的というか…。と、いうより、自分もそうですが、スーパーで買ってサクッと食べたいなど、そんなニーズに基づいた広さでありレイアウトなのでしょうか。客へのサービスの充実を謳いつつ、売り上げを取りこぼさない気持ちが、最近のイートインには垣間見れる気もします。

直近のキューピット五泉店。惣菜や生鮮品の割合が高い売り場かと。テナントは薬局や銘店、美容室のほか、敷地内に宝くじ売り場もあり、コンパクトにまとめられています。原信よりは売り場は小さいですが、市中心部に立地し、年配客のほか自転車での来店も、負担は少ない立地でしょうか。