イオンと清水フードセンター
2002年まるよし、2005年セサミ(新交ストアー)、2006年フレッシュマートツチダ、2008年フクヤ(清水フードグループ)、2011年エノモト、2013年パワーズフジミ、2014年河治屋 etc
パソコンのライブラリを見返しながら、新潟県内の小売業も随分、淘汰されてしまったなぁと感じつつ。
ほぼ事件だったパワーズフジミの自己破産申請を除いては、おおむね10店舗未満のチェーン店で、事業清算もしくは自己破産申請。
パワーズフジミのうち、7店舗を引き継いだマックスバリュ東北は、2年半ほどでイオンリテールに店舗を譲渡し、県内から撤退。そのイオンリテールは、2015年に清水フードセンターを傘下としています。
清水フードセンターと言えば、コンビニエンスストアの先駆けとも言われた、清水フードグループのフランチャイズ「清水フードチェーン」も、今年1月で全契約を終えて、1972年の1号店(茂太郎店)オープン以降、47年の歴史に幕を閉じています。
フランチャイズ契約終了とともに、個人商店名に看板を掛け替えて営業を継続している店舗もありますが、後に空き店舗となった姿を見ることも少なくないかと。
さらに清水フードセンターの淘汰で言えば、先に書いたグループ企業のフクヤ清算と同じ2008年、不採算直営店の大量閉店がよみがえります。
【清水フードセンター9店舗閉店】
亀田店、桜ヶ丘店、桜木店、笹口店、新和店、寺尾店、東明店、水原店、パコ店
【清水フードグループ・フクヤ6店舗閉店】
フクヤ荒町店・大崎店・塚野目店・西大崎店・メリア店・嵐南店
2008年
◆8月31日閉店
清水フードセンター亀田店・水原店・フクヤ塚野目店・西大崎店
◆9月7日閉店
フクヤ荒町店・大崎店・メリア店・嵐南店
◆9月9日閉店
清水フードセンター桜ヶ丘店・東明店
◆9月30日閉店
清水フードセンター桜木店、笹口店、新和店、寺尾店、パコ店
既に役割を終えていた店舗も多かったと記憶しています。早い時期であれば、清水主導の段階的なスクラップアンドビルドも行えたのでしょうが、結果的にはメインバンク主導による、短期的かつ衝撃的な荒治療となりました。
結果、この10年で、直営店とフランチャイズ店の、計50店舗以上を閉店しています。
イオン傘下でのさらなる淘汰を恐れる?コアな「しみふ」ファンもいまだに多いと聞きますが、当面は、年配層向け清水フードセンターは維持し、若年層向けイオンスタイルで自社店舗の空白区を埋めていくのだろうと見られます。