原信黒埼店
2024年7月6日 リニューアルオープン
新潟市西区山田66
店舗改装のため6月25日をもって一時休業していた原信黒埼店ですが、7月6日リニューアルオープン。改装工事中は店内イートインから鮮魚付近までボードで覆われ、ベーカリーは関屋店から搬入と一部売り場を縮小して営業。来春には隣接地でコメリのパワー化と合わせイオンリテールが出店するほか、ウオロク小針南店やマルイ小針店(仮)の出店届出もなされるなど、近隣への競合進出に備えたとも見られます。
2012年オープンと近年のフォーマットながら一部増床にともなうバックヤードおよび内装工事を中心に、即食など店内加工のアイテムを大幅に増やしたレイアウトに変更。外壁のロゴは差し替えられ「GOOD LIFE GOOD TOMORROW」が付されました。
店内はおおむね近年のスタイルと、導線は時計回りでハラシンカフェ・ベーカリー・惣菜・鉄板焼きと並行して青果・寿司・鮮魚・畜産・日配・冷凍食品・リカーの流れ。レジは通常8台ほど(セルフレジ導入予定)。サービスカウンターと合わせて、ボンオーハシなどの銘店も。
生鮮では店内カット野菜やサラダ、ローストビーフに店内加工のスイーツほか、「365×3 salad life」「ROAST DISH」の洋惣菜、鉄板焼きや魚惣菜の「魚菜屋」、中華街やMeatDeli、ナポリピザや店内加工のスイーツ、自社ブランド「ローランローゼ」の洋菓子も。いわゆる即食と言われる売り場全面をオープンキッチンとし、カフェから鮮魚売り場までがクランク導線へと変化した点が、今回のリニューアルの要とも。
原信の推しとしてのオリジナルブランド「Hana-well(ハナウェル)」コーナーも充実しており、各カテゴリで徐々にアイテム数は増えているようで、日配品側の専用コーナー以外にも各売り場で見られるように。インストアベーカリーの新商品サイクルや、こだわりのアクシアルPBも増えており、他社との差別化を図っている売り場に変化していますが、物価高も相まってか必然的に単価が高くなっている印象も。
あくまで個人的な印象ですが、県内においては客層も大きく分かれており、例えばダイレックスやチャレンジャーなどディスカウントストアを主流に買い物する層や、ウオロクやキューピットほかご当地小売店など標準的な生鮮スーパーを主流とする層、そして原信に至っては一概には言えませんが、地域や店舗によっては高品質スーパーに属しつつあり、シビアに計算して買わないと予算オーバーにならなくもないなど、富裕層向けな側面が大きくなっているとも。
いずれにしても西区周辺は、競合も多いことで住民の選択肢も増えつつありますが、来春には隣接コメリのパワー化によって相乗効果も予想され、新たな集客も得られるのかと期待しつつ、今後の売り場に注目したいです。