魚さいとうとウオエイと
魚さいとう(ピアレマート)
ピアレマートや良食生活館を営業するスポットの子会社である、魚さいとうとウオエイ。
2015年1月に魚さいとう、2016年9月にウオエイが子会社となりました。
魚さいとう各店は、2015年10月に五泉中央店(旧中央店)、2016年6月に田上店、10月にプチ学校町店(旧学校町店)、プチ五泉店(旧五泉店)と段階的にピアレマートとしてリニューアル。(小型店舗の新道店は2017年1月に閉店)
リニューアルに先立ち、2015年中にロゴを除いて各店の外装をリニューアルするなど、子会社化以降の早い時期にピアレマートへの転換を見据えていたようです。
現在ではすっかり、スポット直営のピアレマートと同化して、ロゴのSAITOの文字で、その面影を残すのみとなっています。リニューアルで一新された売り場にはボリューム感も出ており、各店のピークタイムを見る限りは、一定の集客はあるようです。
そもそも、近隣に同業の競合店が多くないこともありますが、一定の集客を得つつも、大きな投資でテコ入れが難しかった魚さいとう。思い切って譲渡することで、顧客によい売り場を提供できたことを考えると、タイミングとしては良かったのかと感じます。今後も期待したいところです。
ウオエイ
一方、 「ウオエイのピアレマート化はまだなの?」
と、質問をいただくこともあります。
ウオエイは2016年9月に子会社となりました。
当初、7店舗あったうち、2019年1月に燕店、3月に亀田店を閉店。
現状維持に近い形で、石山店、荻川店、金巻店、国道店、小中川店が営業しています。
「近い形」と書いたのは、店名やノスタルジックな店舗、店員のユニフォーム、金巻店(プロセスセンター)の商品等はウオエイではあるものの、折り込みチラシのテンプレートやサービスデー、ポイントカード、売り場スタイルとシステムは魚さいとう同様、ピアレマート仕様に統一されているためです。
店名変更やリニューアルでの店舗ハード面の統一がされないのは、客観的ではありますが、各店とも競合店との商戦に晒されており、思い切った投資はできないのかという印象です。
今後の動向は関係者のみ知るところでしょうが、立地を見るにかなり厳しいところではあります。
魚さいとうの名が、ピアレマートの内部で残るように、魚の美味しい「魚栄商店」として、引き継がれるのも一つかと考えます。
ピアレマートを運営するスポットも、かつては「良食生活館」をメインとしていました。2012年7月にホームセンタームサシ柏崎店跡(移転)に居抜き出店したピアレマート柏崎店が初となり、以降、段階的に既存店をピアレマートへ転換しています。
当初のキャッチ「こだわったのは食材と品揃え、驚きの価格」とあったように、良食生活館の低価格を維持しつつ、売り場と品揃えをレベルアップした経緯があります。居抜きを得意とするスポットによって、順調に店舗数を増やしていることから、今後も傘下となる企業は出てくるのかもしれません。