マルイ小針店
2024年12月8日 オープン(12月7日プレ)
新潟市西区小針1丁目5-52
老朽化のため2021年に運用を終了した新潟市小針野球場跡地で、宅地開発を含めた再開発事業「小針ライフベース」の一角にて店舗建設を進めていたマルイ小針店ですが、12月8日オープン(12月7日プレ)。マルイは新潟市街で女池店や寺尾台店など一定の集客を得ている印象ですが、居抜き以外では初の新設出店。
近郊には11月オープンのウオロク小針南店やイオン新潟青山店ほか、アピタ新潟西店など競合の多い地域ながら、ある意味で異色のマルイ出現と、近隣住民にとっては買い物の選択肢は広がるとも。また、ベッドタウンの環境下において、マルイの店舗用地以外ではさらに約100区画の宅地分譲も開始されるなど、厚い足元人口に加えて小針中学校にも近く、一定の集客を得られそうな立地とも言えます。
エントランスにはマルイポイントカードのパネルが設置され、デジタルサイネージで説明動画を再生。店内は反時計回りで、イートインでマルイカフェ・青果・鮮魚・畜産・日配・惣菜・ベーカリーとリカーの流れ。セミセルフレジは通常5台ほど。
周辺の競合他社で商品力のあるイオンや原信ほかウオロクに加え、ドラッグストアやディスカウントストアと比較すると、手作りスイーツや魚屋の惣菜などインストア商材も取り揃えていますが、企業規模もあり若干見劣りする面は少なくはないところも。反面では前者と異なり、マルイ本部地元の見附市で操業する諏訪乳業のミルクヨーカンなど、新潟市内では目を引く中越地方の逸品と、良い意味でローカルな独自性がある品揃えで差別化を図っている印象です。
お客様の声には、競合のCGC店舗並のサービスの要望も見られましたが、買いまわりやすい小型店と見れば、少しサービスが不足していても、高齢化の進む周辺地域には程ほどで合っている気も。その辺を見越してか、生鮮などインストア商材もボリュームを控えており織り込み済みとも感じます。
良い意味で全体的に程ほどなローカルに特化しつつ、ポイントカードを主体に集客を図るマルイらしい売り場ではありますが、オープニングセールが落ち着いた以降、一定の客数と売り場が保てるのか期待したいです。