スーパーの未来について考える

近い将来、売り場から店員が消えるかもしれません。

店員がお客に与える不信感が限りなく消え、
お客が店員に与える不信感も限りなく消え、
ある意味、効率的な経営。

良くも悪くも、人間臭さは薄まるでしょう。
こんな光景も、懐かしい記憶になるのかも。


販促シールを口でくわえて闊歩。

両手でダンボールを持ちながら。
書類やプライスカード。はたまたPOPなんかも。

生鮮パックを10パックも重ねて、顎に挟んで売り場に陳列。

何のために台車があるのか。


売り場に上司がいるときだけ。

素っ気無く、無愛想な店員。
店長が「いらっしゃいませ~」と滑る様に売り場へ。
その店員は釣られるように「いらっしゃいませ~」を連呼。

お客より上司が大事なのね。


夜のやりっぱなし。

売り切れているのに、PR動画が流れっぱなし。
試食台は出しっぱなし、エンドレステープはつけっぱなし、空バットは出しっぱなし。

手薄な夜間。

人手不足感が丸出しだと、招かれざる客に対して、良からぬサインを送ります。


黒焦げの試食。

ホットプレートを使った、ウインナーやステーキの試食。
マネキンさんの試食販売は定番ですが、男性店員が試食の肉を焼いているときがあります。

昼食で場所を離れる際、火の元には注意しましょう。
焼いた肉はトレーに盛って、爪楊枝を刺しておきましょう。

決して、消し忘れたホットプレートに肉を放置してはいけません。

火災報知機が鳴り響き、消防車がやってきます。(本当です)


特売品をチビチビ出す。

予定数量より販売量が多かったのか、予測が甘かったのか。

バックヤードに在庫があるなら、全部出してください。
在庫に何もなくなったら、すぐに売り切れPOPを出してください。

出さない時間(POPだけある時間)=客が期待して待っている時間

待たせて期待させるよりマシです。


スーパーの未来を考える。

日々進化する流通業界。

この業界は、敏速な判断と対応が要求されます。
その時の問題点を、いかに素早く対処できるか。

プラス
・来店されたお客様に、いかに喜んで商品を買っていただくか。
・お客様のためを思い、またご来店いただけるようにする。

時代が変わっても、
この基本さえ変わらなければ、スーパーは大丈夫だと信じたい。


※本稿は過去記事をリライトしたものです。