スーパーの年末年始について考える(前編)

クリスマスの夜。
閉店間際まで、棚割表もってウロウロ。
売り場変更をしている担当者。

そして、12月26日朝。
クリスマスが無かったかのように、売り場は年末年始モードに変貌。

店内BGMは年末ソングへ。
鏡餅が催事場に移動。
冷蔵ケースには、紅白の幕が履かされ、POPも「お正月準備用品」に。


夜は御予約を承われません。

「クリスマスケーキの御予約を承ります」
店内ポスターやインフォメーションのボードで告知。

夜間に注文をお願いしたら、
「今夜は社員がいないので、手続きがわかりません。また明日来てください」

どうやらアルバイトに、クリスマスケーキの予約手続きを、指導してないらしい。

なら、ネット予約だけにすればいいのに。


「シャンペン1本プレゼント」実物は「シャンメリー」。

クリスマスケーキお買い上げで、シャンペン1本プレゼント。

引渡し当日、
「アルコール度数1度」

これじゃ1秒しか酔えません。

「シャンパン」と「シャンメリー」は、全く別物です。


クリスマスケーキや刺身を放置。

大忙しのサービスカウンター。
包装済みの御歳暮が山積みとなっている横に、オードブルと寿司、刺身、ケーキ。

保冷ケースに入れてあるならまだしも、ここ常温ですよ。


「彼女にですか?」余計なお世話。

衣料コーナーで、クリスマス用の包装。

店員「彼女にですか?」

ミ○フィーのタオルと、ストッキングですよ。


◆男女2人連れに店員が、
「息子さんの分も、御一緒に会計して宜しいでしょうか?」

「ワタシの旦那よ」

若い旦那は、恥ずかしそう。

父親と娘に見えても、実は夫婦。
兄弟や姉妹に見えて、実は親子。
おじいちゃんと孫に見えて、実は親子。
または禁断の関係。

口は災いのもと。


ツリーの配線で、つんのめる(つまづく)。

クリスマスツリーの横で、買物カートが急停止。

ツリーの電源コードが通路を横切り、インフォメーションコーナー下へ繋がる。

コードに買物カートが引っかかっていました。

もし、買物カートではなく、小さい子どもや妊婦の方、
目や足の不自由な方だったら、どうするんでしょう。


ツリーの足元が丸見え。

空ダンボールやら、空ケースで台を作るのは構いませんが、もっとうまく隠しては。
忙しい中、手間をかけて作ったのに、雰囲気が台無し。
もったいない。


生鮮オープンケースの上に並ぶ、クリスマス定番「クリスマスブーツ」。

子どもに買ってやろうとも、場所が高くて手が届かない。

子どもは目に見えた「それ」が欲しいらしい。
催事場に並んでいる、まったく同じ「あのブーツ」では納得しない。

もっとも「それ」であろうが「あれ」であろうが、

オープンケースの上は、売り場ではありません。
オープンケースの上は、物置ではありません。

頭に落ちたらどうするのでしょう。

もちろん、盛り籠も置いてはいけません。


準備用品ではない商材。

刺身盛り合わせや、惣菜に貼ってある「クリスマス準備用品」「お正月準備用品」シール。
正しくは「メリークリスマス」「お正月」シールでは。

「クリスマス準備用品」
ケーキを作る器具から、クリーム、スポンジ、ドライフルーツ等。
下ごしらえで使う、フレッシュや真空パックのチキンとか。

「お正月準備用品」
佃煮、黒豆、蒲鉾。
鮭、雑煮用の食材、鏡餅、しめ縄、年賀はがきなど。

クリスマスや正月まで、何日もあるのに、刺身やチキン照り焼きを冷蔵庫で保存するのでしょうか。

熟成した物を食べさせて、クリスマス・イブに病院送りにする気か。

シールを貼る行為だけで、シールの文字まで見ていない。


大晦日の大混雑中に停電。

楽しくお買い物。
が、一瞬にして店内真っ暗。

レジもダウンと思いきや。便利な仕組みになってるんですねえ。
動いてる。

「電気代未払いで切られたか」

幸い数秒で復活。

いえ、ブレーカーが落ちただけ。



◆バックアップ体制が整っていないローカルスーパー。

ごった返す狭い店内が、急に真っ暗。

なかなか復旧しない。

不幸にもレジがダウン。
売価確認のため、店内を走りまわる店員。
目にもとまらぬ速さで、電卓を叩きまくるチェッカー。

数分後に復旧したが、お客からは非難ごうごう。

電気もたくさん使えば、ブレーカーは落ちます。


※本稿は過去記事をリライトしたものです。