イオン店舗訪問

イオンスタイル青山西大通

2024年5月30日 オープン
新潟市西区青山8丁目5-2

西区の西大通り沿いで営業していた清水フードセンター青山店ですが、同店名での営業を5月29日をもって終了し、5月30日よりイオンスタイル青山西大通としてリニューアルオープン。営業を継続しながら外壁および店内レイアウトや商品の入れ替えを行っておりました。
>>清水フードセンター青山店

すでにイオン傘下以降にシステム統合やレジの入れ替えを行い、品揃えや販促物なども徐々にイオンリテール仕様に差し替えられていたためか、今回のリニューアルでは休業することなくイオンスタイルに移行できたようです。サポートレジに加え、キャッシュレス専用と現金支払いも可能な双方のセルフレジも設置。

テナントにはココカラファインとモンファインクリーニングにフラワーショップが残り、イオンスタイルのフロアはおおむね清水フードセンターの導線を引き継いでいます。ただ、全体的に取り扱い商品や一部什器などの入れ替えとなり、完全にイオンスタイル化された品揃えと陳列になっていました。よく言えばメリハリの利いた整理された売り場に一新、逆を言えば清水フードセンターカラーを一掃したとでもいいましょうか。

とは言え、清水フードセンター(清水商事)が2015年にイオン傘下となり、2023年のイオンリテールへの吸収合併から1年経過。オリジナル惣菜などの独自商品も一般商品としての位置づけとなり、またブレッドなどは製造終了にともなう他社メーカーへの移行やトップバリュへの差し替えなど、徐々に清水フードセンターとしての独自性は薄れていました。

ほぼほぼ役目を終え、形骸化していた商号のもと、何となくイオンのような、でも従来の清水でもないような、よく言えば中性的な、逆を言えば何を売りたいのかを打ち出しきれない売り場が広がっている印象でしたので、残念ではありますが、イオンスタイルとしての再出発は立場を明確にし、また当事者にとってはようやくその時期が来たのかもしれません。

長い歴史を持ち、独自の商品開発や地元新潟での貢献など、清水フードセンターへの思い入れも多いファンにとって、イオンスタイル化した売り場に対しては様々な思いが掛け巡ると察しますが、雇用を維持し、企業として継続していく結論がそれと理解することも、とても複雑ではありますが、それもまた一つなのかなと感じます。

j-rakuda

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