イトーヨーカドー丸大新潟店
新潟市中央区本町通6番町1122-1
新潟市の中心部、ぷらっと本町沿いに立地。新潟県内で唯一のイトーヨーカドーを称し、株式会社イトーヨーカ堂の完全子会社である株式会社丸大が運営する店舗。企業沿革によると、新潟店は昭和35年(1960年)に開業、昭和53年(1978年)に増改築とあり、60年の歴史を誇っています。開業時の名称「新潟丸大」からイトーヨーカ堂との業務提携を経て、現在の店名「イトーヨーカドー丸大新潟店」となるわけですが、2019年11月に、塔屋看板の東側面がかつての「丸大」ロゴに差し替えられるなど、話題となりました。
地下1階は一般・生鮮食料品、地上1階は惣菜を中心とした食料品と飲食店やフードコートのほか酒、2階は婦人、3階は紳士とスポーツ、4階はキッズと暮らし、5階は100円ショップダイソー、6階は家電量販店のノジマ、7階は飲食店と8階を含めたヨークカルチャーセンターのフロア構成。2019年に閉店したファミリーレストランファミール跡が解放されており、市街地を見下ろせる環境となっています。
店内はリニューアルを経て綺麗に整えられていますが、店舗東側の立体駐車場を含めて老朽化が進んでおり、近い将来の動向が気になるところ。増改築されたピーク時にはブランド衣料品店や貴金属店なども有していましたが、現在では食料品やフードコート、ダイソーやノジマといった生活必需品を中心としたテナントや品揃えとなり、「ハレの商品」を買える百貨店からの変貌が垣間見られます。
食品フロア以外、上階の客数は気になりますが、今年3月に閉店する新潟三越を眺めつつ、新潟市中心部の最後の砦となった丸大新潟店には、できうる限りに頑張っていただきたいかと。
それにしても塔屋看板。丸大とハトは帰ってきたものの、通りから見えやすい面は変わらずセブン&アイのままなのは、どうだろうと感じつつ、そりゃまそうかと言う気もします。