店舗偵察レポート

見附市の越後交通・上見附車庫前。染色工場のフジニ跡地に建設中だった原信マーケットシティ見附ですが、10月13日にオープンとなりました。ダイソーとドラックトップスなどが出店。かつては現地から約300メートル東に旧見附店がありましたが、2004年10月の中越地震で店舗に被害を受け閉店。丸3年ぶりの営業再開になりました。

行って来ました。
建設工事が始まる前はかなり静かな住宅地でしたが、オープニングと言うこともあり交通量と人通りが増えていました。敷地内のドラックトップスもオープンとなりましたが、ダイソーは10月19日オープンとなるようです。原信のエントランスは2か所あり、ドラックトップス側から時計回りの導線になっています。側面側は定番のハラシンカフェとベーカリーコーナー、お弁当・お寿司、惣菜コーナー。通路側は青果コーナとなり、角コーナーの鮮魚へと続きます。

鮮魚はバックヤードが見える状態で、畜産は先頭の平面ケース部分からバックヤードが見える状態です。畜産の角コーナーからたまご、乳製品コーナー。レジ側の角コーナーまでは冷凍食品・アイスコーナーとなります。サービスカウンター側にはリカーコーナーを配置しています。銘店コーナーはありませんが、サッカー台付近の窓際には長いすが置かれるなど、年配の方が腰を下ろしている姿も見受けられました。

全体的に見ると、最近の原信スタイルのお店となっています。旧店においては2階に衣料品コーナーがありましたが、今回の新店にはまとまったコーナーはありませんでした。もはやどこの街にも「しまむら」などの衣料専門店が出店しており、見附市内にもウオロク前で営業しています。スーパーの衣料専門コーナーを目にする機会は、極端に少なくなってきました。

さて、旧店から程近くに大きくオープンした原信。旧店は1978年から約26年営業していたようで、本日まで3年のブランクはあるものの、その信頼もあったためか再開を望む声も多かったようです。地震からの復興も含めて、大きな期待も寄せられたのかと思います。

しかし、商圏内にはやはり老舗の見附センタやマルイなども営業しており、それぞれに市街地店舗で長年の顧客を得ている各店からどう足を運ばせるか。見附市内では価格で集客争いをし、結果自ら首を絞め撤退した店舗がある中で、堅実路線で生き残ってきたある意味、したたかと言われる3店舗。その面々が3年ぶりに顔を揃えたことで、比較的に歴史が浅く、地理的に少し郊外にあるウオロクなどは、さらなる努力が求められるのかと察します。