店舗偵察レポート

糸魚川市内にはマックスバリュ糸魚川店のほか、イチコ糸魚川店やナルス糸魚川店などの中核店は知られた存在ですが、ハピーやサンエーなど、地元を基盤としてチェーン展開している企業もあります。今回は9月1日にオープンした原信糸魚川東店の偵察時に見て歩いた、糸魚川市内のハピーやサンエー各店の写真をまとめてみました。

【ハピー奴奈川店】
糸魚川市街の南側。直線距離で原信糸魚川東店とは600メートルほど。導線は反時計回りで、青果・鮮魚・畜産・日配・惣菜の流れ。店内にはイートインやフラワーショップ、エントランス脇にはクリーニング店。隣接したドラッグトップスや衣料品のヤマシタの棟などで構成されるショッピングセンターです。ハピーにとっては核店舗であり、稼ぎ頭なのかもしれません。

【ハピー横町店】
糸魚川市街の西側。直線距離でイチコ糸魚川店とは500メートルほど。導線は反時計回りで、青果・鮮魚・畜産・惣菜の流れ。畜産の内壁と導線が斜めにカットされている箇所が特徴。競合とは近距離ですが、周辺は住宅地となりますので、一定の集客はあるようです。

【ハピー早川店】
糸魚川市街より東へ5キロほど。山間に水田と集落が広がる幹線沿いの一角。導線は反時計回りで、エントランス付近に飲料水などを陳列、青果・畜産・鮮魚・惣菜の流れ。レジが２台ほどの小型店で、集客を見込むと言うよりは、現状維持で営業を続けている雰囲気です。

【ハピー田沢店】
糸魚川市街より西へ4キロほど。姫川大橋西詰に広がる住宅地の一角。導線は時計回りで、エントランス脇にリカー・青果・鮮魚・畜産・日配・冷凍食品・惣菜の流れ。テナントにクリーニング店も。一定の集客はあるようですが、現状維持で営業を続けている雰囲気も。以前、店舗前の幹線沿いには商店や住宅が立ち並んでいましたが、ハピーの位置する北側を残して、南側は北陸新幹線の建設にともない、1キロほどの距離で建物が撤去されました。

【ハピー青海店】
田沢店よりさらに3キロほど西へ。国道8号線と平行する旧道沿いとでもいいましょうか。JR青海駅を中心として海岸沿いに連なる市街地の一角。店舗は2階建てですが、1階のみ売り場として利用され、エントランスは北側の国道8号線沿いと、南側の旧道(県道486号線)沿いの2か所。導線は時計回りで青果・畜産・鮮魚・日配・惣菜の流れ。双方のエントランスを貫く通路沿いには、ギフトコーナーとサービスカウンター。レジが1台ほどの小型店で、こちらも早川店や田沢店と同様にノスタルジックな環境の中、営業を続けている雰囲気です。

【サンエー厚田店】※ハピーとは別企業。
糸魚川市街より東へ3キロほど。原信糸魚川東店より1キロほどとなり、周辺には宅地のほか糸魚川総合病院や事業所などが立地。サンエーのほか糸魚川薬局やクリーニング店などのテナントが営業しています。導線は反時計回りで、青果・鮮魚・畜産・惣菜・リカーの流れ。全体的に低い多段ケースを使用していることもありますが、通路が広いことと天井が高めなので、ノスタルジックな中にも、近年のショッピングセンターの雰囲気を感じます。